「気持ちいい」を探求したい
さらに、その欲を隠す必要もないと思っているので、パートナーにも常にそれを伝えている。
欲を満たす行為について、アラフォーになって一番実感しているのが「量より質」を重視したいということ。何回もシなくていいので、1回が充実して心身が満たされる営みが出来たとき、自分の性欲が本当の意味で満たされる気がするから。
いまでも満足しているけれど、さらに探求してみたら、もっと彼とふたりで高め合い、楽しい時間を持てるかもしれない。そう思ったときに、女性向け風俗を利用している友人の話を聞き、「その筋のプロと“体験”してみたら、いまと違う発見があるかも?」というワクワクに行き着いた。
いまや女性向けの性サービスにもさまざまな種類があるようで、個人的には「風俗」というほどオオゴトなものじゃなくない?と思ったものもある。そのひとつが、今回利用した「女性専用マッサージ」だった。
普段からよく整体やマッサージ店は利用するため、全身を揉みほぐしてもらい、そのまま別の気持ちよさまで得られるのなら、身構えなくてもいいのかも…と思った。
そこでさっそく、友人に教えてもらったお店にアポを取った。
女性向け風俗に、いざ出陣!
アポを取ったそのお店へは、ウェブサイトのお問い合わせフォームから、友人の紹介である旨を伝え、連絡を取った。
性的なサービスのみならず、初めて行く場所や体験することは、できるだけ親しい人に紹介してもらったり、信頼できる口コミをしっかり見たりして、自分で納得してから行くことが望ましいといえる。
筆者は怖い思いや気持ち悪さを感じたくなかったので、迷わずそうした。メールの返信もとても丁寧で、予約スケジュールに対してもフレキシブルに対応していただけた。
そして、いよいよ出陣!
そのお店は目黒区某所のマンションの一室にあり、個人経営のマッサージ店やエステサロンなどの雰囲気とまったく差がなかった。照明を落とし、少しムーディになっている点は、シンプルにリラックスできる空間として感じられた。
「いらっしゃいませ」と、ドアを開けにこやかに出迎えてくれた店主のイサムさん(仮名)は、人畜無害という言葉がぴったりの、ふんわりまろやかなお方。
こんな柔らかな雰囲気のお兄さんから一体どんなことが繰り出されるのか…と、そんな視点でもさらにワクワクしてきた。