そしてパンイチ姿に…
そして紙パンツ1枚に着替え、うつ伏せでベッドに横たわる。トップを隠すものもあると言われたが、「どうせ出すんで下だけで大丈夫です!」と断り、堂々とパンイチで挑んだ。
事前に決めた、いくつかの種類から好きな香りをチョイスしたオイルを使って、ゆっくりとマッサージがスタート。いわゆる全身マッサージでしてもらう施術とほぼ一緒で、足の先から始まり、ふくらはぎ、もも、腰…と、どんどん上に上がっていく。
鬼のような数の原稿を書き終えた後でちょうど、肩ガッチガチの上半身バッキバキだった筆者は、相当ありがたさを覚えた。薄暗い照明と静かな空間も相まって、万年むくみで悩んでいるふくらはぎを揉んでもらった時点で、すでに寝てしまいそうな気持ちよさだった。
思っていたのとは違う行為に思わず…
うつ伏せでの全身マッサージが終わった後は、仰向けになり、こちらも下から順に登って行き、肩や鎖骨まわり、腕指など上半身まで終わった後に、いよいよバストへ。
「マッサージ」と聞いていたので、バストを下から揉みほぐすようなことをイメージしていたが、まったく違った。
触れるか触れないかほどの、かなりのソフトタッチで、「さわさわ」と敏感な部分を触っていかれる感じだった。
初めはくすぐったさがあり、ゾクゾクッとしていたのが、何回かされているとリラックスしてとても気持ちよくなっていった。強く揉みしだいたり、きつくつままれたりということはなく、ゆっくりと時間をかけたソフトタッチの状態でどんどんと気持ちが高まっていった。
そのとき、イサムさんが耳元に優しく「フーッ」と息を吹きかけた。
目隠しされている状態も手伝い、その瞬間、気持ちよさから思わず、少し声が漏れてしまった。
けれど、うっかり漏れちゃって恥ずかしいなんて思うこともなく、そのころにはすっかり気持ちよさに没頭させてもらえる状態になっていた。
(ちなみに、終わった後に聞いた話によると、耳が感じる人かどうかをそれで確かめ対応を見てそこを攻めるそうなので、人によって耳に息を吹きかける行為はしないこともあるのだとか。)