別れた彼氏に未練があり、何とかよりを戻したいと思っていたある女性は、努力のかいがあって元彼に振り向いてもらえました。
ですが、ふたたび恋人関係になったはずの彼氏は、彼女に隠れてとんでもない“企み”を抱えており…。
「復縁をお願いする側」になると、関係の主導権を相手が握りがちです。また付き合えることになっても、気をつけるべき“相手の様子”についてご紹介します。
別れて身にしみた、「ひとりの自分」
30歳のある女性は、3年ほど付き合った彼氏と別れたことについて「結婚したいと思っていたけど、私の親に会う話をしてものらりくらりとかわす姿が嫌になった」と話していました。
結婚願望が見えない彼氏なら、これ以上付き合っても時間の無駄。そう思った彼女は、それ以来「仕事が忙しくて」とデートを断ることが増えた彼氏に別れ話を切り出します。
別れる理由についてはそのまま「先が見えない関係に疲れたから」と伝えたそうですが、それに対して32歳の彼氏は「苦しめてごめん。でも、俺もまだ仕事に集中していたいんだ」と“もっともらしいこと”を言って受け入れたそうです。
「さっさと新しい人を探そう」と、そのときはすっきりした彼女でしたが、いざひとりに戻ってみると周りは既婚者か彼女がいる男性ばかり。
知り合う人は「仕事中毒」だったり「彼女いない歴=年齢」だったりと、お付き合いを前向きに考えられる人はいなかったといいます。
彼氏と別れたことで余計に結婚への焦りがあった彼女は、マッチングアプリも使っていい人を探しましたが、条件や外見の好みが合わずにデートまで進める男性は見つかりませんでした。
「このままでは誰とも出会えないかも」
30歳で正社員、年収は400万円と自身の条件は決して悪くないはずなのに、理想の男性と出会えないことは「いい男はすでに結婚しているか彼女がいる」という事実を思い起こさせて、彼女はひとりぼっちの自分を改めて感じました。
復縁のきっかけはうまくいったけど…
そのとき思い浮かんだのが、元彼の存在。
「結婚に前向きではなかったけれど、彼は私のことを好きでいてくれた」「彼は仕事を大事にしたいだけで、別れたのは私のわがままだったのかも」「まだいい関係でいられたのでは…」
復縁を想像したのは「私が支えていれば、そのうち彼も結婚を考えてくれるはず」という期待があったからで、悩んだ末に彼女は元彼にLINEでメッセージを送ります。
別れてから半年ほど経っており、“もしかしたらもう新しい彼女がいるかも”という不安はあったそうですが、別れ際に彼が言った「いまは仕事に集中したい」を信じた彼女は、「久しぶり」というメッセージにすぐ「どうしてた?」と返信をくれた元彼に会いたいことを告げました。
彼女が提案したランチを元彼は快く受け入れてくれて、顔を合わせたのが数日後。
お互いの近況についておしゃべりし、元彼のほうから「新しい彼氏はどう?俺はさっぱりだよ」と出たのをきっかけに、彼女は別れが一方的だったことを謝り、改めて交際を考えてほしいと申し出ます。
「気持ちはうれしいよ、ありがとう」
元彼は彼女の目をまっすぐに見ながらそう答えたそうで、その姿に昔の信頼を思い出した彼女は「彼に信用してもらえるようにがんばろう」と心に誓ったそうです。