痛すぎて、もはや拷問!
Cさんは大学を卒業し、しばらく疎遠になっていた男友達Kに職場の近くでバッタリ会って、「今度飲みに行こうよ」と誘われた。
同じサークルでなかよしだった彼は、Cさんがひそかに思いを寄せる人物だった。卒業と同時に散ってしまった恋だけど、こうして再会すると想いも再び膨れ上がる。
「私じつは大学生のとき、Kくんのこと好きだったんだよね」
「え、そうなの?じゃあ告白すればよかったな」
「どういうこと?」
「俺もさ、好きだったの」
そういってじっと見つめてくるKの姿に、Cさんの心は完全に恋に落ちていた。そのままホテルに直行し、私たちは離れていた時間を埋めようとお互いの身体を確かめ合った。
すごく甘くてとろけそうな時間、と思っていたのだが…。
「こういうのが好きなんだよな?」
Kの責め方がとにかく痛くて、Cさんは思わず口を閉ざす。
「我慢しないで叫べよ、わかってんだよこっちは」
普段の優しいKとは真逆で、いかにも「俺様」な態度を出してくる様子にもうんざり。我慢しているのは気持ちよさではなく痛みだよ、と口元まで出かかって飲み込む。しかしそんなCさんに気づかず、Kくんは無理やり責めようとしてきたそうだ。
「もうちょっと優しくしてほしいんだけど」
「あ?抵抗してんじゃねえよ」
そのあともずっと痛すぎるプレイが続き、Cさんは直前で耐え切れなくなって思わず怒鳴ってしまった。
「痛すぎるって!ちっとも気持ちよくない、最悪!」
突然キレたCさんを見てびっくりした様子のK。
「女の子は大体これで喜んでくれたんだけど…」
「そんなの演技に決まってるでしょ!」
お酒の力もあっただろう。Cさんは怒りを爆発させ、すぐに服を着て、ホテル代を机の上に置いて部屋を出ていった。後にも先にも、痛すぎて最悪だと思ったベッドインはあれだけだそうだ。
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