「特別扱い」ははっきりが吉
好きになった人は特別扱いしたくなるのが当たり前。変に目立たず、でも本人にはしっかりと気持ちを届けたいなら、「あなただけ」は隠さず伝えるのがベターです。
「いまの彼女ですが、付き合う前のことでよく覚えているのは旅行のお土産で『これ、好きそうだから』と僕の好みのお菓子をわざわざ買ってきてくれたこと。みんなには大箱のお菓子だったのに、『内緒にしてね』とこっそり言われてドキドキしました。自分だけってやっぱりうれしいですよね」(30歳/営業)
「部署の飲み会を開くとき、幹事を任された同期が僕に『あなたがお酒をあまり飲まないことは知っているけど、このお店の飲み放題はどう?』とこっそり連絡をくれたことがあります。僕が飲めそうなものがあるかどうかの確認なんだと気がついて、慌てて『大丈夫』と返事をしたけど、僕を優先してくれるのがすごくうれしかったです。その後この同期と付き合い始めましたが、ああいう『特別扱い』って好意がなかったら考えつかないよなといまはわかります」(35歳/人事)
もし「あなただけ」と女性から示されなかったら、こんな出来事はどう受け止めるのが正解なのか悩む男性もいます。
特別扱いは好意がストレートに伝わるので濁したがる女性がいますが、嫌いな人でない限り気遣われることに感謝する男性は多く、それが関心を持つきっかけにもなります。
この特別扱いをきちんと伝えられるのも、ふたりの距離が近い社内恋愛のメリットです。
「どう思われているのだろう」と戸惑いを抱かせるより、「大事にしてもらえているのだな」の実感が、男性の恋心を刺激すると思いたいですね。
過剰なサポートよりさり気ない「応援」
「告白されたけど付き合う気になれなかった女性は、普段から差し入れをしてくれたり体調を心配してくれたりするけど、逆にそれがプレッシャーになっていました。『ありがとう』は必ず伝えるけどまだ何かお返しをしないと悪いかなと思うし、まるで彼女になったように洗濯の心配までされるのは、正直に言うと窮屈でしたね…」(33歳/金融)
「俺が部下のミスでずっとバタバタしているとき、『がんばってね』と声をかけてもらえるのはもちろんうれしかったけど、一番胸に響いたのは休日出勤が決まった俺に『息抜きもして』とLINEギフトで300円のアイスクリーム引換券を送ってくれた先輩。いつもは厳しいのにこんなときに優しいなんて、ドキドキしないはずがない。仕事にはいっさい関係ない、こんな応援は本当にありがたかったです」(30歳/システムエンジニア)
好きな人ががんばっている姿を見れば、あれこれと世話を焼きたくなったりお手伝いしたり、サポートを考えつく女性は多いと思います。
その気持ちはもちろんうれしいけれど、問題は「やりすぎ」なこと。自分は彼女気取りでなくても、私生活にまで踏み込むような関わり方は男性を戸惑わせるしかえって距離を置かれるものです。
それよりも、男性の負担にならないちょっとした差し入れやさり気ないプレゼントは、本当に親身になってくれているのが伝わります。
過剰なサポートで自分の存在をアピールするよりも、男性の気持ちを考えた支え方を想像するのが、社内恋愛の成功には欠かせません。