子どもが自ら片づけるための収納ポイント6つ
ここからは、お子さんが自ら片づけられるように親が準備すべき「収納の作り方」をご紹介します。
収納場所は「背の届く場所」に
子ども自ら片づけてくれるには、子どもの目線に収納する場所を合わせてあげる必要があります。
お子さんの身長に合わせて手の届く場所に収納場所を作ってあげましょう。取り出しやすく、戻しやすい収納になります。
「片づけ動線は短く」する
収納場所を決める際、「どこで使うか?」がポイントになります。
物を使って戻す距離が遠くなればなるほど、物を戻す行為が面倒になってしまいます。たとえば、リビングでおもちゃ遊びをするのならリビングに収納場所を設けると片づけやすくなります。
収納は「複雑化しない」
たとえば、「扉を開ける→箱を取り出す→フタを開ける→おもちゃを取り出す」というのは、モノを取り出す動作回数が多く使いづらいだけでなく、片づけも面倒。
子どもの収納は、習慣化されるまでは「ポンポン入れるだけ」にしたり、「隠さずに見える化」させるのがおすすめです。
また、細かくモノを分類しすぎても片づけが面倒になるので大まかな分類でもまずはOKにし、片づけを日常化させることを優先しましょう。
「ラベリング」で住所決め
「どこに、なにを戻すのか」、これが明確になっていないと、子どもは物を元に戻すことが難しいです。収納する場所を決めたら、物を置き場所が分かるラベルを貼ってあげましょう。
このとき、お子さんがまだ小さい場合は、ラベルは文字よりもイラストや写真の方がわかりやすいですよ。
お子さんがそのラベルを見て、なにを戻すかがわかるようなラベリングにするのがおすすめです。
収納用品は「危なくない素材」が◎!
おもちゃで遊ぶ、片づけるときに、収納かごを落ち運ぶシーンもあるかもしれません。
このとき、重い素材や万が一落ちたときにケガしやすい素材よりも、軽くて危なくない素材、そして持ち運びしやすい取っ手付きを選ぶことで子どもが自ら片づけをする際に安心です。
我が家では、おもちゃ入れの一つに無印良品の「やわらかポリエチレンケース」を使っています。軽く、取っ手もあり、角が丸いのでおもちゃ収納にもおすすめです。
気持ちはゆるく
実際、子どもが遊んでいる途中で眠くなって、最後に片づけができず寝てしまったことも。そんなときは無理矢理起こして片づけをさせるということはせずに、親が片づけをすることもありました。
先ほどご紹介した、「おもちゃで遊ぶルール決め」によっておもちゃが出過ぎていなければ親もサッと片づけられるのでラクです。
片づけが順調にいかなければまだ時期ではないと捉えて、子どもにとって片づけがイヤなイメージにならないようにだけ心がけてきました。
“ルールは決めながらも、気持ちはゆるく”が我が家のモットーです。
片づけは何歳から学んでも大丈夫!
今回は幼児期から始めるお片づけをご紹介しましたが、片づけは何歳から学んでも大丈夫です。
ただ、小学校に行くようになると、おもちゃだけでなく、学校や習い事で使う物など管理するモノも増えてきますし、マイルールも確立されてきます。
それまでに身についていれば、親も子も片づけのプチストレスがなくなると思います。気負わずゆるく参考になさってください。
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