Bさん夫婦の場合:毎月決まった額を出し合うスタイル
6歳の子どもと3人で、都内の賃貸マンションに暮らしているBさん夫婦。子どもは来年小学生、夫は広告関連会社に勤めており、Bさん自身はパート勤めです。
「毎月いくらずつ出そうねと決めています。出し合った金額から固定費や変動費を分配していくスタイルで、残ったお金は自分の自由に使えます。だからお小遣い制というより、残ったお金が全部自分のものスタイルですね」
夫は正社員、妻はパート。収入差には配慮しているのでしょうか。
「もちろん配慮して決めています。ただ夫は月給制なのでほぼ変動はありませんが、私は時給制なので、休んだ分だけ支払いが厳しくなるんですよね。
息子の風邪などで休みが多くなった月はお小遣いがゼロになることも…。そういうときは夫がいくらか多めに出してくれます。ただ私が言わないと夫は気づかないので、面倒なときはお小遣いゼロ円で我慢してます」
夫のほうが自然と取り分が多くなりますし、なんだか不公平感もあるような気がします。家計のことでトラブルにはならないのでしょうか。
「夫のほうが多く働いていますし、仕方ないのかなと思っているので特にトラブルにはならないです。育児や家事も積極的に手伝ってくれるタイプなので特に文句もありません。
それに夫が貯めたお小遣いで誕生日や記念日にハイブランドのバッグなどをプレゼントしてくれるので、まぁいいかなって」
家計は2人で共有していますか?
「夫婦でシェアできる家計簿アプリをつけています。食費が多かったとか一目瞭然なので楽しいです。よく夫とスーパーに行ったら無駄なものを買われたとかありますけど、シェアできてるおかげでうちはそんなことないですね」
収入差があっても上手く乗り越え、不公平さを感じさせない家計づくりを実践している家庭でした。