Dさん夫婦の場合:家計も全部丸投げ、家の経済状況がまったくわからない
都内の分譲マンション(入)に暮らすDさん夫婦。結婚1年目で、お互い医療関係の職業に努めています。
「家計のこと…実は全然知らなくて、ほとんど夫に丸投げなんです。私の収入は全部夫に渡していて、毎月そこから数万円のお小遣いがもらえます。お互いの収入がどれくらいあるか、貯金はいまどれくらいあるのかなどは定期的に発表してもらえますが、家計簿は見たことがないです。見せてって言ったら見せてくれるんでしょうけど」
自分のお金が何に使われているかわからないと、不安に感じそうです。家計を夫に握られていることに不満はないのでしょうか?
「貯金もしてくれてるしお小遣いもちゃんともらえてるし、特に…。家計を妻が握るか、夫が握るかただそれだけの違いじゃないんですか?多分妻に家計を握られている夫の気持ちってこんな感じなんだと思います。だからお小遣いも大してもらえないとかだったら、ムカついて当然ですよね」
どうして夫が家計を握ることになったのでしょうか。
「もともと投資など資産運用に興味がある人で、お金のことにも詳しかったんです。私はそういうのまったく疎いので、夫に任せた方が家計のためになるかなと。
あと私が結構な浪費家なので、お金を任せるのが不安だったんだと思います。世間の夫婦もそうじゃないですか?妻のほうが家計管理が上手そうだから任せてるんですよね、違うのかな」
今後子どもが生まれるなど、家庭の状況に変化が現れた場合もそのスタンスは変わらないのでしょうか。
「そうですね…夫がなんとかするんじゃないかなって思ってます。本当に貯金とかも一切ノータッチなので…金額は知ってますが」
夫婦によってはこういうパターンもあるんですね。
詳しい方が家計を握る。「適材適所」という言葉もあるくらいですから、決して珍しくはないでしょう。妻に家計を握られている男性の本音が垣間見えたような気もします。
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