アメリカでは高齢者もスマホを使いこなす
日本で97歳のお年寄りの運転事故によって、死亡者が出たと聞きました。2023年4月12日には、このお年寄りに対して福島地裁が執行猶予付き禁錮3年の判決をくだしました。(参考:車暴走5人死傷 97歳被告に執行猶予付き禁錮3年の判決 福島地裁)
高齢者の免許返納への取り締まりについて、いろんな意見がありますが、私は問題は免許返納ではないと思います。
私は、日本とアメリカの高齢者の違いに差があるように感じているのです。
まずアメリカでは、高齢者であってもスマホを扱える人ばかりです。ストアーに行っても、モールに行っても、結構なお年寄りの方もスマホ片手に地図をみたり、電話を使っている人、携帯で支払いを済ませている人を見かけます。
うちの親より遥かに高齢の人が、スマホを使いこなしていることに驚かさせることがとても多いのです。
LAはどの州に比べても「車社会」。車がなければ、本当に生活が不便です。
だから日本の地方都市と同じくらい「車」の必要性は高いのですが、お年寄りの運転事故によるニュースは日本ほどありません。
そこから見ても、こちらの高齢者はある程度「デジタル社会」に順応できているんだと思います。
「車がなければ生活できない…」というLAの生活事情もいまや昔話。
車がなくたって、街中ゴロゴロとUberやLyft(スマホで呼び出せるアメリカの配車サービス)があるからです。
スマホで事前に目的地を登録し、金額はクレジットカードで事前引き落としになるため、ぼったくられる心配もありません。目的地までも最短で連れて行ってくれるので、タクシーもいなくなりました。