副業をしていて嫌だと感じたこと
もう退職してしまいましたが、僕の前職は副業を禁止していました。社内の規約を確認すると、禁止事項の欄に「許可なくほかの企業などに雇われること」とあったので、会社に確認したこともあります。
その際の会社からの返答は、「業務外の時間について会社が強制することはできないけれど、許可を出すこともできない」というもの。実質的な副業禁止ですね。
副業で僕がやりたかったことは、本業の競業になるような内容の仕事ではありませんし、本業が疎かになるほど寝る間も惜しんでやろうとしているわけでもありませんでした。
もちろん、相談の際にそのことも伝えていました。それでも結果はNG。納得できない理由だったことから、本業に差し支えない範囲で会社には黙って副業をはじめました。業務外の時間を強制できないと会社側も言っていましたし、本業である勤め先に悪いことをしているわけではないと考えていたので。
幸い副業の収入は年間を通しても確定申告が必要になるような額にはならなかったため、住民税の申告のみで済んでいました。
その支払いも会社にばれないよう、給与からの天引きではなく自宅に振込用紙が届くようなかたちで申告したのでおそらくバレていなかったと思います。
副業が会社にバレてしまうきっかけは、税金関連以外にも、仲のよい同僚などについ話してしまったというケースも少なくないと聞いたので、どんなに仲がいい同僚や社外のメンバーへもけして副業のことは話さないことを徹底しました。
正直に言うと、世間的にも勤め先にも悪いことをしているわけではないのに、こそこそ隠れてやらなければいけないことにはあまり納得していませんでした。
多くの企業で副業が認められてほしい
転職活動の際も副業可能であることを条件に入れました。募集要項にない場合でも諦めず面接で副業を続けたい旨を必ず盛り込み、副業に対する会社の考え方をヒアリングしていったのです。
意外にも、募集要項にはなくても許可制で認めている企業もあったのは嬉しかった!もちろんNGの企業もあって、「入社したら一切の有償の執筆活動は辞めてもらいます」と言われ、入社をお断りしたことも…。最終的には、副業が認められている企業に就職することが叶いました。
会社も上司も僕が副業を持っていることを知っている。性格によるものかもしれないけれど、隠さなくていいというだけで本当に気が楽です。
副業をやりたい自分を受け入れてくれていることで、働き甲斐にも繋がっていると感じます。