副業と給与アップは切り離して考えて
副業をしていることを会社に伝えるにあたって、「副業をしているから、この人は給与をアップしなくても大丈夫」と思われないかは心配になるところです。
そうではないと思いたいのですが、上層部が良識的である会社ばかりではないことも体感として知っているので、邪推してしまいます。
これは所属企業以外にも言いたいのですが、副業をしているからと言って「給与はアップしなくてもいい」なんてことは絶対にありません。
むしろ、所属している企業の給与に不満があるから副業をしている場合も多いのではないかと思うので、給与をアップしないことはかえって逆効果なのではと思います。
少なくとも、本業以外での働き方を知っている状態でそんな処遇を受け続けたら、その人は転職を考えてしまうでしょう。
物価はどんどん上がっているのになかなか給与は上がらない。本業で十分給与が上がって物価の上昇にも対応できていれば、経済的な理由での副業はしないという判断をする人もいると思います。
十分な給与を社員に還元することが難しいのであれば、副業はむしろ認めてあげてほしいです。
副業も禁止!給与も上げることができません!では社員は働き甲斐を失うどころか暮らしの地盤すら危うくなりかねません。
もちろん、本業と競業になる内容は禁止など制限は必要です。しかし、社員は本業の内容しか仕事ができない人間ではありません。
本業とは異なる内容の副業でスキルや経験を身に着ければ、おのずと本業にも活きてくるのではないでしょうか。
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- ※記事本文を一部修正しました(2023/04/21)