こんにちは。垣屋美智子です。証券アナリストとして10年間従事した後、現在はスタートアップ企業の財務・経営支援をするほか、事業分析力と会計知識を生かし「誰でも今すぐできる」をテーマにマネー、ライフ、キャリアについて執筆、講演活動を行っています。
今回は、男性の育児休暇についての質問にお答えしました。
育休を取る後輩にどう対応したらいい?
男性の部下が、もう少しで子どもが生まれるため、育休を取得するとのことです。
時代の流れであるし、職場も男性育休を推進しているのでそれ自体全然問題ないと思いつつ、自分のときにはなかったことなので、どういう風に対応するのが正しいのかもわからず…何かアドバイスいただきたいです。
また男性の育休について、垣屋さんはどう思いますか?
ご質問ありがとうございます。
男性育休、昨今話題になっていますよね。私の周りでも、比較的新しい企業で働いている方はコロナ前から男性育休取得をされていましたし、最近は老舗企業でも取得している人が出てきています。
一方で、老舗企業では、「育休は自分には必要ないので取得しません」というような申請書の提出を求められた知り合いもいます。
本人が取得を希望しなかった本当の理由は別として、本人から取得しない旨の申し出があったことを明確にする必要があるのはちょっと残念です。
子育ては男性の育休取得期間だけでは終わらない
育休取得制度に対して、企業も個人もマインドが追いついていないのは仕方がないことであり、男性が育休取得をしていくことで、共働き子育て世帯が生活しやすくなっていくのはよいことだと思います。
そのうえで、男性の育休取得について、14年間共働きをしている私からすると、「子育ては男性の育休取得期間だけでは終わらない」ということを強調したいです。
男性の育休取得で企業側も取得する個人側も盛り上がるのはよいけれど、ぶっちゃけ男性の育休取得は人生の夏休みとなっているケースをよく聞きますし、「企業側も男性の育休取得率向上くらいで対策していると思うなよ」と言いたいです。