SNS中心の妻にイラッ
「結婚したときはそんなことなかったのに、SNSを始めてから妻の様子が変わってしまってうんざりしています。これ以上SNS中心の生活が続くなら、本気で離婚しようと思っています。もちろん、親権も僕がもらう気です」
3年前に結婚し、現在生後10カ月の子どもを育てているという隆司さん(仮名/30歳)。
妻が妊娠中に始めたというSNSに、心底疲れ切っているんだそう。
「僕たちの暮らしはSNSが中心です。最初は料理やベビー服、旅先の景色をのせて楽しんでいただけだったのに、『映えない食事は食べない』『ベビー服はハイブラか韓国じゃないとダメ』『フォトジェニックなところじゃないと旅行に行かない』ととにかくうるさくて…。SNSのために高いカメラを買い、SNSのための出費も惜しまず…。最近はSNS映えのために10カ月の娘を炎天下の中連れまわし、熱中症寸前になって医者にこっぴどく叱られていました。それでも妻は『だって良い写真撮りたいんだもん』の一点張り。その言葉を聞いた瞬間、離婚しようって思いましたね」
SNSにハマってしまったせいで家計は火の車。子どもまで犠牲にしているのに、まったく悪気のない妻。隆司さんは、もう我慢の限界だと言います。
「SNSに忙しいので四六時中スマホとにらめっこ。夫婦の会話もありません。子どもの顔も見てないんじゃないですかね?スマホ見ながら食事をあげてるし…。子育てのストレス発散なのかもと思って目をつぶっていましたが、限度があります。子どもを犠牲にしないでほしい。出費が多いことをとがめたら、『もっと働けば?私は専業主婦だから無理なの、頑張ってー』って言われました。妻のSNSのためにどうして僕が働かなきゃいけないんですかね…」
自分の家族を貶してくる
「妻がとにかく、僕の家族を貶してきます。それが耐えられなくて…密かに離婚を考えています」
そう話してくれた拓海さん(仮名/35歳)。自分の家族に対する妻の言動にモヤモヤしているそうです。
「もともと妻は、僕の家族と関わることをあまり好んでいませんでした。それは結婚前からです。
特に何かあったとかではなく、妻が我が家に挨拶に来るときに『私、嫁姑とかめんどくさいこと嫌いだから、あなたの家族とは仲良くしないので』って言われたからなんです。
そのときは特に気にも留めず、最低限の付き合いでも構わないかと思ってました。
僕は三人兄弟の末っ子ですし、母も『こっちは気にしていないから、奥さんに合わせてあげなさい』とも言ってくれてたので…」
適度な距離感を保ち、気持ちよく過ごせていたはずでしたが、結婚して3年ほど経ってから妻の様子が変わり始めます。
「母はお正月やお盆など『親戚みんなで集まるから、来れたらおいで』とよく誘ってくれてました。妻は行かないの一点張りだったので僕だけ行っていたのですが、そのうち妻が『ずっと行かない私の悪口、どうせみんなで話してるんでしょう?』って言いだしたんです。悪口なんて話してないし、母は妻にお土産を持たせてくれるくらいだし、本当にそんなことないんですけど、妻はいくら僕が否定しても聞いてくれませんでした」
急に始まった妻の勘違い。その理由は、子どもが生まれないことにあったと言います。
「子どもが生まれないから、きっと拓海の家族に嫌われてるって言いだしたんです。母も父も子どもの話なんて全くしてこないので、そんなことないよと言ったら『そんな義家族ありえない。義家族っていうのは、嫁をいびって、責めて、悪口言うのが普通なんだ。拓海のいないところで悪口を言っているに違いない』って。本当にそんなことないのに…」
不妊治療中でメンタルが追い詰められていたという拓海さんの妻。そのうち、実無根の理由で拓海さんの家族をますます嫌うようになりました。
「嫁を追い詰めて楽しんでる家族、嫁消えろと思ってる、ろくでもない集団の集まり、当てつけのようにお土産を渡してくる、いじわる家族…1年に1回会うか会わないかの僕の家族に、ありもしない陰口をたたきまくるんです。そんなこと言ってない、思ってない、君の勘違いだし考えすぎだと言っても聞く耳持たず。不妊治療で追い詰められてしまったのはわかります、でも…なんかひどいなって。一度僕が『じゃあ僕はどうしたらいいの』と聞いたら『家族と絶縁してくれたらいいよ』って言い出したんですよ。被害妄想で絶縁って…そんな話ありますか?身勝手すぎる妻にうんざりしてしまいました」
すでに不妊治療はやめ、夫婦2人で過ごすことを決意したという拓海さん。
しかし家族悪口のを言われるたびに、離婚の二文字が頭をよぎると話してくれました。
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