日本人は「貯金貧乏」?
以前、日本人とアメリカ人の金銭感覚について、アメリカ人の友人とディスカッションしたとき。
コップに注がれた水が容量を超え、そのこぼれた分で生活しようとするのが日本人。コップに注がれた水がまだ満たされてないのに、飲み干してしまうのがアメリカ人。そう聞いたことがあります。
つまるところ、日本人は「貯金貧乏」で、まず将来のためのお金を貯めるという考え。貯め込むから、お金がない。借りたお金はすぐに返す!
いまを辛抱し、将来に費やすという考えが日本では当たり前。アリとキリギリスでいうところのアリ。
反してアメリカ人は将来のことを考えないで、入った分だけの水を後先考えずに飲んでしまい、将来困るということになります。アリとキリギリスでいうところのキリギリス。
童話ではアリの方が努力家で、毎日休みもそこそこで、コツコツと蓄えに勤しむ姿が正しいとされている感がありますが、本当はどうでしょうか?
童話から得られる教訓に、私は幼いときから、どうも素直に納得できません。
前にも書いたことがありますが、シンデレラを読んで「あざとい女」としか思わなかったし、自分の思いをはっきりと言えない優柔不断が巻いた自業自得、ひょっとしてシンデレラは王子の玉の輿を狙った自作自演じゃないか?とすら思いました。
アリとキリギリス…賢いのはアリなんだろうけど、キリギリスも捨てたもんじゃないと思います。
いつ死ぬかわからない将来のために、汗水たらして、無理して働いて、それが原因で将来体を壊したらどうなるの?それより、キリギリスのように、いまおいしい物食べて、寝て…の方が、よっほど「いま」を満喫していると思うのですが…。