親の寄り添う姿勢が子どもたちのサポートに

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子どもたちが勉強のやる気を出すためには、親のサポートも大事ですよね。
実際にはどのようにサポートしているのでしょうか?こちらもランキング形式でご紹介します。
5位 環境を整える(6.8%)
静かな空間づくりや、整理された机、通信教材の導入など、学びやすい環境を整えることも立派なサポートのひとつ。
つい声をかけたくなりますが、「テスト前はなるべく邪魔しないようにする」といった意識も見られました。
<回答者の実際の声>
「静かで明るい場所、整理整頓された机など、集中できる学習環境を整えることだと思います」(30代 女性)
「テスト前は、とにかく邪魔しないように生活しています」(40代 女性)
4位 ご褒美を与える(7.2%)
先ほどのランキングと同様、ご褒美は親のサポート方法としても活用されています。
「目先のご褒美だけでなく、ポイント制にして積み重ね式にしている」という家庭もあり、工夫が光ります。
<回答者の実際の声>
「『勉強したら子どもの好きなことをやっていい』と約束すること」(30代 女性)
「学校の成績やテストの点数が向上したら、子どもが求めるご褒美を与えるようにしています」(40代 女性)
「物で釣る。ただし目先のご褒美ではなく、毎日の積み重ね。我が家ではポイント制にしている」(50代以上 男性)
3位 一緒に計画を立てる(9.3%)
「一緒にスケジュールを考えて、自分でやることを決めさせる」という親子の対話型サポート。
計画通りにいかなかった場合も、できたことを褒めて次につなげていくなど、柔軟なサポートが印象的でした。
<回答者の実際の声>
「一緒に学習の計画を立てるようにしています。その際、まずは子どもにどれぐらいできそうかを聞くなど、本人の意思を確認するようにしています」(30代 女性)
「一緒に勉強計画を立てます。計画通りにいかなくても、当日できたことやできるようになったことを褒めて、次の課題を一緒に考えます」(40代 女性)
2位 塾に通わせる(20.3%)
親が教えるのが難しい内容は、塾の先生にお任せするスタイル。
「親の話は聞かなくても、塾の先生の話なら聞く」「学力の位置が可視化できる」など、客観的なサポートが得られるというメリットがあります。
ただし、本人が嫌がっている場合は逆効果になることもあるため、親子での話し合いがとても大事です。
<回答者の実際の声>
「塾に通わせて、『学校で学んだ内容の復習ができる環境』や『学校で学ぶことの予習ができる環境』を与えようと心がけています」(20代 男性)
「中学生の長男は塾に通わせていました。目標(高校)を達成するために『今自分はどの位置にいるのか』『なにが足りないのか』を定期的に塾の先生と一緒に確認をしていました」(30代 女性)
「塾に通わせて、遊ぶ時間をなくす」(40代 男性)
1位 一緒に勉強する(34.6%)

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リビング学習でそばについて勉強したり、一緒に問題を調べたりと、「寄り添う姿勢」が多く見られました。
子どもにとっても「わからないときにすぐ聞ける」「孤独じゃない」と感じられる環境が安心材料になるようです。
<回答者の実際の声>
「一緒にわからない部分は勉強したり調べたりして、一人で勉強させるのではなく、一緒に勉強するリビング学習を意識しています」(30代 女性)
「子どもが勉強をしている間は、親は隣に座っている。わからない問題に出くわしたときにすぐ質問ができる環境は、子どもにとって嬉しいからです」(40代 女性)
子どものやる気がないとき、無理やり勉強させるべき?

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親のサポートがあったとしても、子どもが「今日は勉強したくない」と言い出すときもあるはず。
そういう場合、どのような対応をしているのか聞いてみたところ、「ほうっておく」と回答したかたが一番多く30.8%を占めています。
本人のやる気がないときは「無理にやらせても頭に入らないから」といった理由から、無理強いをしないようにしているかたが多数いることがわかりました。
そのほかにも、「気分転換をさせる」(24.9%)や「休憩させる」(22.4%)などの意見も挙がっていることから、自主性を尊重し、なるべく干渉しないように心がけているようです。
<回答者の実際の声>
「あまりやる気がないときは、数回声をかけてあとは放置する。数分休憩を挟んだり、小さいお菓子を一緒に食べたりもする」(30代 女性)
「基本的には『勉強しなさい』とは言わないです。本人も、しなければいけないことはよくわかっているので。それでもやる気が出なければ、点数がよかったときのご褒美の話をします」(40代 女性)
「『今日はお休みしよっか!明日はできそう?』と聞いてみる。眠たいときや疲れているときに勉強をしても、よいパフォーマンスは発揮できないので」(40代 女性)