子どものやる気に影響を与える要因とは?

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子どもが勉強に前向きになれるかどうかは、よくも悪くも外的要因にも大きく影響されます。
子どもの生活環境の中で、どのようなことがどのように影響を与えているのか聞いてみました。
5位 目標の有無(9.7%)
志望校を決めたり、明確な目標を設定することで、勉強の意味が見えてくるためやる気が出るという意見もありました。
ただし、注意が必要なのは、親だけで目標を決めるのではなく、「子ども自身が納得して決めたもの」であることが大切です。
そうすることで、目標達成までの道筋が見え、自主的に勉強するようになるといいます。
<回答者の実際の声>
「『志望校に入るため』など自分で目標を見つけられたら、自ら勉強するようになると思う」(40代 女性)
「将来のはっきりとした目標」(50代以上 女性)
4位 親との関わり(11.8%)
親の接し方や、家庭内の雰囲気も子どものやる気へ大きな影響を及ぼします。
「プレッシャーをかけすぎると逆効果になる」という声もあり、子どもにとって安心できる“応援スタイル”が求められます。
<回答者の実際の声>
「親の行動」(20代 女性)
「親からのプレッシャーは、やる気に影響を与える要因だと思います」(30代 男性)
「家庭内の雰囲気や、親のサポートが充実していること」(40代 男性)
3位 友達との関わり(14.8%)
周囲の友達の頑張りに影響されて、「自分もやらなきゃ」という気持ちが芽生えることもあります。
環境によってよくも悪くも左右されるため、学習意識の高い環境に身を置くことも一つの選択肢といえるでしょう。
<回答者の実際の声>
「友達の影響が大きいと感じます。周りの子達が勉強していたら、『自分もやらなきゃ』という気持ちになるみたいです」(30代 女性)
「周りの友達が頑張っている姿」(40代 女性)
2位 成長を実感できる仕組み(20.7%)
テストの点数、模試の順位、勉強時間の記録など、目に見える成長を感じることで「もっと頑張ろう」と前向きになれるお子さんもいます。
可視化によるモチベーションアップは、地味ながら大きな力となるようです。
<回答者の実際の声>
「模試の順位など、可視化できる結果」(30代 女性)
「よい影響を与えるのは、将来の目標に対して自分の成績が見合っているかを可視化すること。テストの結果や学習時間など、アプリを使って管理している」(40代 女性)
1位 デジタル機器の誘惑や時間管理(22.8%)

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スマホやタブレットなど、楽しいコンテンツが多すぎて勉強に集中できない…という悩みが一番多い結果に。
「取り上げると不機嫌になる」「時間を決めても守れない」といった葛藤の声も多く、家庭ごとのルール作りが求められます。
<回答者の実際の声>
「スマホやゲームなどの娯楽。悪いわけではないですが、つい誘惑に負けて触ってしまう」(30代 男性)
「タブレットで動画を見てしまうし、ゲームをしてしまう。時間を決めても守れないことが多いし、注意をすると不機嫌になるので、気を逸らすのが大変です」(40代 男性)
まとめ
今回の調査からは、「子どものやる気を引き出すために、親ができることはたくさんある」ということが見えてきました。
ご褒美をうまく活用したり、勉強する環境を整えたり、言葉ではなく“見守る姿勢”を大切にしている家庭も多くあります。
大切なのは、「こうすれば必ずうまくいく」という正解はないということ。
お子さんの性格や年齢、家庭の状況に応じて、できることから少しずつ試してみてください。
「今日ちょっとだけ机に向かえた」「一緒に勉強してみた」
そんな小さな一歩から、きっと変化は始まります。
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