こんにちは。韓国在住のHAZUKIです。韓国人男性と結婚し、現在は韓国で日本語講師として働いています。
いつか韓国で暮らしてみたいと思われている方や、韓国で暮らすってどんな感じ?と気になっている方のなかには、「お隣といえども、海外で暮らすって大変なんだろうな」「困ることがたくさんあるんだろうな…」と思われている方もいるかもしれません。
そこできょうは、韓国に住んで3年になる日本人の私が、「韓国での生活で困っていること」を3つご紹介します!
…とはいったものの、正直、韓国に住んでみて不便だと感じることは、そう多くありません。
同じアジアの国なのでマナーはほぼ同じだし、隣の国なので日本料理のお店も充実していて、スーパーには日本食コーナーもあります。コロナ禍のためにできないことは多くありますが、それは日本も同じですもんね。
それでも3つ絞りだしました。
- ペット同伴可能な施設が少ない(特に猫)
- 仕事が早すぎてついていけない
- 結婚式が多い
ひとつずつ見ていきましょう。
1.ペット同伴可能な施設が少ない
韓国は日本に比べて、ペット同伴可能な施設がかなり少ないです。ペット同伴可能なホテルもあるにはありますが、値段の割にクオリティーがよくありません。ゴルフ場などでペットを預けることもできるのですが、本当に「預けるだけ」といった印象です。日本のようにペットも人間も楽しめる施設はほとんどありません。
特に猫に関しては、最近ペットとして飼う人が増えてきたため、犬に比べて売られている用品もかなり少なく、販売されているものの多くは日本から輸入されたものです。
日本人は昔から猫とともに生活してきましたが、韓国では「猫は悪い気を持ってくる」動物だと考えられていたので、家で飼う習慣自体がなかったそうです。
これは余談ですが、韓国はペットの生体価格が本当に安いです。犬も猫も日本の3分の1ほどの値段で買うことができます。それゆえ、簡単に家に連れてくることができる反面、捨ててしまう人も多いのが現状です。動物好きな身としては、残念に思うことのひとつです。
2.仕事が早すぎてついていけない
『ココがすごいよ、韓国人。日本人が住んで感激した「韓国の魅力」3選』で、韓国に来てよかったと思うことのひとつに「仕事が早い・融通が利く」点をあげました。
しかし韓国に来たばかりのころは、この韓国人の仕事の早さゆえに結構苦労しました。
問い合わせの電話をすると、的確に答えてはくれるのですが、「いま来てください」「いま来てくださったら対応しますよ」「いますぐメールで送ってくれますか?」などといわれることが多いので、慌てて家を出る、なんてことが多いのです。出前を頼んだ際に、「15分ぐらいで到着する」といわれていたのに、5分で来たこともあります。
私は日本にいるとき、準備に時間をかけるタイプだったので、最初は正直戸惑いました。在韓3年目になったいまでは完全に慣れ、自分から「いますぐ行ってもいいですか?」なんて言ったりしています(笑)。慣れればなんてことないのですが、最初は驚くかもしれません。
3.結婚式が多い
韓国の結婚式は、かなり多くの人を招待します。新郎新婦の友人知人や会社の人はもちろん、母親の知り合い、父親の知り合いなど、顔を知らない人たちを呼ぶこともあります。私の知り合いは「スモールウエディングをする」といっていたのに、それでも150人規模でした。
そうすると当然、招待される機会も増えます。気候がよくなる5月くらいになると、結婚式が増えてきます。知り合いが多い人たちは、「この時期、毎週日曜日は結婚式に呼ばれている」ということもあるようです。韓国の結婚式は3時間くらいで終わるので、「午前と午後で、1日にふたつの結婚式に参列した」という知人もいました。
ご祝儀に関しては相場が5,000円からなので、あまり知らない人の場合は5,000円、顔見知りなら10,000円くらいを包みます。日本と比べると安いですが、あまりに呼ばれすぎると“ご祝儀貧乏”になりかねません。それにいくらおめでたい席とはいえ、短期間に結婚式が重なると少し疲れます。
いくら隣の国でもやはり文化は違います。しかし韓国と日本はかなり近い部分があるので、私はまだ楽な方だと思います。フランスに住んでいる友人の話などを聞いていると、大変そうだな…と感じることもありますから。
「韓国に住んでみたい」と思われる方は、一度チャレンジしてみるのもアリだと思いますよ!
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