こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
以前、「日本人がショックを受けた韓国の女湯事情」で、韓国のおばちゃんの強烈エピソードをご紹介しました。
この記事を読まれたかたは、こう思うと思います。
「韓国のおばちゃんは、みんなそんなに強烈なの?」
3年韓国に住んでいる筆者の経験談を交えながら解説していきますね。
韓国のおばちゃんといえば…
「韓国のおばちゃん」と聞いて、どんな姿を想像しますか?
韓国ドラマや韓国映画を観ているかたは、こんな姿をイメージするのではないでしょうか?
- 頭はブロッコリーヘア
- 普段着は市場で買ったものか登山服(原色率高め)
- 声が大きい
- すぐ叩く
しかし韓国で過ごしてみると、そんなおばちゃんを見かけることはあまりありません。市場や田舎のほうに行くと、これらの条件に当てはまる“おばちゃん装備”バッチリの人に出くわすことはありますが…。
韓国映画に出てくるのは、昔よくいたおばちゃんの姿で、いまは田舎暮らしをしているおばあちゃんと言うのが合っているといえるかもしれません。
それでは、いまどきの中年女性(“おばちゃん”といわれる世代)はいったいどんな方々なのでしょうか。
筆者の生活パターン上、おばちゃんに会うのは日本語の授業だけなので、かなり限定的ではありますが、日本語講師をしている筆者の身近にいる“おばちゃんあるある”を2つご紹介します。
韓国のおばちゃんあるある2選
1.よく食べ物をくれる
塾や文化センターなどで行われるお昼の時間帯の授業に参加する生徒さんは、おばちゃん世代が多いです。
彼女たちは、必ずといってもいいほど食べ物を食べながら授業を受けます。みんなで持ち寄って分け合いながら食べるので、お茶会のようなスタイルで授業を行うことになります。
いただいた食べ物のなかで韓国っぽいな~と感じたものは、こんなもの。
- 餅
- サツマイモ+キムチ(とてもおいしいのですが、教室がキムチのニオイになります…)
- クァベギ(韓国の揚げパン)
おばちゃん世代の方々は、いつも楽しく授業を受けてくれるので、筆者のお気に入りの授業になっています。
彼女たちは日本のドラマや映画などにも詳しいので、飲み込みが早く、教えたことをすぐにマスターしてくれるんですよ。
2.よくごちそうしてくれる
授業が終わったあと、「先生、お茶しましょう!」「日本食食べに行きましょう!」とよく誘ってくれるのも、おばちゃん世代。しかもいつもおごってくれます。
これは筆者の年齢が彼女たちのお子さんたちと同じぐらいということもあると思います。韓国では基本的に食事をしたら年上の人がおごるのが暗黙のルールだからです。
あまりにもおごってもらってばかりなので、「きょうは私がごちそうしますよ~」というと、「先生、韓国では年下の人が年上の人におごるのは失礼なんですよ」と言われました。
筆者が驚いた顔をしたら笑っていたので冗談かと思ったのですが、あとで友人に聞いてみると、世代によってはいまでも本当にそう考える人たちもいるそうです。
それを聞いてから、筆者は食事のお礼に簡単なプレゼントを渡すことにしたのですが、今度は「プレゼントのお礼です」と言ってまたおごってもらうことになってしまいました…(笑)
こんな感じで、筆者がこれまでに出会った韓国の“おばちゃん”たちは、世話好きで、優しい人が多いです。ときどき世話好きが過ぎることもありますが、悪い気がないとわかっているので嫌な感じはしません。
ここでは“おばちゃん”と表記しましたが、筆者の生徒さんのほとんどが「お姉さん」という言葉の方が似合います。韓国人女性は美に敏感なので、美しく年を重ねる人が多く、美容に関するさまざまなアドバイスもしてくれます。
これからも「韓国のおばちゃん」についての記事をお届けできたらと思っていますので、またぜひご覧くださいね!
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