こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは在韓日本人が体験した、韓国のおばちゃんほっこりエピソードについてお話しします。
以前にも韓国のおばちゃんをご紹介した記事を書いているので、ぜひあわせてチェックしてくださいね!
レストランやお店でたくさんサービスしてくれる
これは、韓国に来たことがある人ならだれでも経験したことがあるのではないでしょうか。
韓国の食事はおかずが多く、日本人にとってはそれだけでも得した気分ですが、「わざわざ外国から来てくれたから」「かわいいから」「うちの子どもを思い出すから」「きょうは私の気分がいいから」と理由をつけてはサービスをしてくれます。
観光地など、“外国人慣れ”しているところはサービスしてくれるところは少ないかもしれませんが、地方に行くと可能性がぐんと上がります。
筆者は先日、急に「韓国の田舎料理が食べたい!」と思い、車を走らせ田舎のおばあさんが切り盛りするお店へ行ってきました。
最初は「こんな田舎に若い夫婦が来てくれたから」とおかずをひとつ、「二人とも礼儀正しくて印象がいいから」とおかずをもうひとつ、最後は理由もなく食後のコーヒーをくれました。
最近は韓国も個人主義の方が多くて、お年寄りの方々はちょっと寂しいと思っているようです。韓国語ができなくても笑顔で挨拶して、愛想よくしていればサービスしてもらえるかもしれませんよ!
「まだ子ども」の範囲が広すぎ
韓国は日本に比べて「まだまだ若い」の範囲が広いように感じます。それは、韓国の軍隊や大学制度などの影響があるからでしょう。
韓国の男性は、2年間軍隊で訓練を受けます。さらに韓国の大学は休学するのにお金がかかからないので、大学生活を比較的自由に使うことができます。
日本では(少なくとの筆者の周りでは)「特に理由もなく4年で卒業しないのは印象が悪い」と考え、仕方がなく決められた年数で卒業した人が多いですよね…。
しかし韓国では、1年間休学してお金を貯めたり、外国語の塾に通って勉強し、次の1年間でワーキングホリデイにいくなんてこともあります。
筆者の韓国人の夫は2年間軍隊に行って、2年間中国に留学していたので、結果8年間(!)も大学生だったことになります。こんな感じで、男性の場合は30歳から新入社員となってももはや珍しくありません。
そのため「30歳までならまだまだ子ども」と考え、おこずかいをくれたり、おごってくれたりするおばちゃん(というより大人たち)が多いです。筆者もそれなりの年になったら、自分がしてもらった分を若い子たちに恩返ししてあげなきゃ、と思います。