こんにちは。韓国在住歴4年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
月が変わり、5月になりました。きょうは4月に韓国で話題になったニュースをお話しします。
4月のニュースは、韓国のカフェ店内、コンビニ、スーパーなどで使い捨ての紙コップ、ストロー、マドラー、ビニール袋などの使用が禁止になったことを取り上げます。
「使い捨て用品使用規制」がスタート
数年前から「使い捨て用品使用規制」は存在しており、何度か改定はされていたのですが、新型コロナウイルスの影響により先延ばしされていました。4月にやっと本格的に「使い捨て用品使用規制」が施行されることになりました。
一部の個人経営の店ではまだ禁止はされていないのですが、試験期間を経て、徐々にカフェで使い捨てコップ全面禁止にするとのことです。
また今後、持ち帰り用にも使い捨て用品を禁止する方針とのことで、これに先立って多くのカフェでさまざまな取り組みが行われています。
日本でも環境問題に積極的なイメージがあるStarbucks(スターバックス)。使い捨て用品の使用禁止に伴って、スターバックスではある取り組みを始めました。(参考:YTNニュース公式YouTube)
タンブラーではない、「リユーザブルコップ」と呼ばれる何度も使えるコップの提供です。
去年の9月28日に、スターバックス50周年記念で、ドリンクを頼めば先着順に無料で提供してくれれるイベントがありました。そのときも、リユーザーコップを提供していました。(参考:スターバックス公式Instagram)
筆者はそのイベントを知らず、たまたま朝コーヒーを買いに近所のスターバックスに行ったらとんでもない行列ができていてビックリしました。
無事このリユーザーコップを手に入れた生徒によると、1時間待ちだったそうです。日本人同様、韓国人も限定品に弱い人が多いようですね。
今回はこのときと同じリユーザーカップを本格的に導入する店舗がいくつか登場しました。
保証金1000ウォン(日本円で101円ほど)でリユーザーカップを利用でき、専用の機械に返すと保証金がそのまま帰ってくるというものです。
最初は慣れなくて煩わしいと感じる人が多かったようですが、カップを捨てる必要がないので環境に優しく、6段階の殺菌消毒を徹底しているので安心だという意見が多くあるようです。
筆者は1日に何回もカフェに行くので、4月からすぐカフェが使い捨て用品を使用しなくなったことを感じました。
法令に従わず、余っている紙コップを使っている店もありそうなものだと思いましたが、ばれると罰金がかかるそうです。
筆者が知っている限りすべての店から店内で使い捨て用品が消えました。
以前は使い捨てコップに入っていたので全部飲みきれなくてもそのまま店の外にもっていくことができましたが、4月からはそうもいかないので、明らかに店内でマイボトルを使用する人が多くなりました。筆者もこの機会にカフェ内でもマイボトル使用をするようになりましたよ。
ちなみにこれが筆者お気に入りのマイボトルです。
超大容量なのでカフェでコーヒー1杯だけ飲むにはちょっと恥ずかしいのですが、塾での授業中や、出張講義中などに重宝しています。
韓国はコーヒーの消費量が多いです。ライフコリアによると、成人の韓国人が一年で飲むコーヒーは年間353杯。
筆者の周りにも1日に何杯もコーヒーを飲む人が多くいるので、こんなに大きなボトルでコーヒーを飲んだり頼んだりしてもあまり驚かれません。
話がかなり逸れてしまいましたが、4月のニュースは韓国のカフェ事情でした。
これを読んでいらっしゃるかたのなかにも、韓国のカフェ巡りが好きだというかたも多いのではないでしょうか。次韓国のカフェに行くときに知っておけば、きっと役に立つはずです。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。