こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
日本では、韓国ドラマ『梨泰院クラス』のリメイク、『六本木クラス』が2022年7月7日(木)から放送されるそうですね。
筆者は梨泰院クラスがお気に入りなので、リメイクされるという話を聞いたときから期待していました。
ちなみにアイドルグループKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんが主人公パク・セロイを演じた梨泰院クラスのパロディコントは、ある掲示板で紹介され、多くの韓国人が視聴しました。笑いに厳しい筆者の韓国人夫も、大爆笑していましたよ。
ちなみに、筆者が個人的に一番好きなパロディは、韓国YouTuberの動画です。もし時間があればこちらもご覧くださいね!
話を戻しましょう。このように梨泰院クラスは日本でかなり話題になり、今回リメイクもされましたが、韓国人の反応はどうなのでしょうか?
今回は日本に詳しい韓国人、最近仕事のために日本語を始めたばかりの韓国人に『六本木クラス』について聞いてみました。
日本への渡航は20回以上、日本大好きな生徒の反応
日本に関する情報は、日本語教師の筆者よりも先に入手する生徒。6月から日本人が韓国の観光ビザを取れるようになったということも、この生徒が教えてくれました。
この生徒は、意外にも六本木クラスについては知っていませんでしたが、六本木クラス自体には関心を持ってくれました。特に、「ヒロイン役の平手友梨奈さんはかわいくて楽しみだ」と話していましたよ。
ただ、日本通の彼女からすれば「韓国の梨泰院は日本の六本木とは違う気がする…」とのことです。韓国の梨泰院は、
- 外国人が多い
- 若い人が多い
- 流行の最先端の場所
のイメージがあります。一方、日本の六本木といえば、
- 大人な街
- 夜の街
- リッチな人が多い
とのイメージがあります。これは関西育ちでもう3年間日本に帰っていない筆者と日本好きの韓国人たちのイメージでもあるので、もしかしたら違うかもしれませんが…東京在住のみなさんどうですか?
そのため、まず場所を「六本木」にした時点で、「ん?」という感じはあります。
もちろん日本語版のマンガや監督の考え、あらすじなどもありますから何とも言えませんが、内容が梨泰院の日本版なら別の場所でもよかったのではないかというのが、生徒と筆者の意見です。
日本語歴2週間の生徒の反応
この生徒は日本の映画やドラマはあまり見ないのですが、韓国の作品はよく見るという生徒です。せっかくですから、いわゆる「普通の韓国人」の代表として、彼にも「六本木クラス」の話を聞いてみました。
もちろん彼も「六本木クラス」の放送については何も知らなかったのですが、Instagramの宣伝や、ジャケット写真などを見ておもしろそうだと話していました。
彼は、東京タワーが映る写真をかなり気に入っていました。見方にもよりますが、梨泰院クラスは大都会に揉まれながらも強く生きる若社長の話です。
大事なシーンでは、毎回主人公の後ろに南山タワーが映ります。日本の東京を象徴する東京タワーが映るのはいい意味で、「日本らしい」作品になるのではないかと話していました。
意外にも、韓国作品の日本リメイクの作品を紹介は結構多いんです。有名どころで言うと、『シグナル』『知ってるワイフ』『グッドドクター』『未生』『サニー』などがあります。
大抵の作品はおもしろいのですが、一つ残念な点を挙げるとすれば、韓国では演技力に定評がある若い俳優が演じる難しい役を日本ではまだ新しい俳優をキャスティングすることです。
何となく「演技しきれていない」印象を受けることがたまにありました。今回の六本木クラスは、平手友梨奈さんの演技にかかっているかもしれませんね。
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