こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは韓国在住4年目の筆者が考える「日本人のすごいところ」についてお話しします。
筆者が日本語を教えている日本好きの生徒や、同じ在韓日本人、塾にいる外国人の先生たちにも色々話を聞いてみました。
日本にいたら当たり前だけど、外国からみたら特別なことは何でしょうか?ぜひ最後までご覧ください!
「包装詐欺」がない!
これ、韓国に来てちょっとしたカルチャーショックでした。韓国は「包装詐欺」が本当に多いです。
包装詐欺とは、筆者が勝手に使っている単語なのですが、パッケージの写真またはメニューや看板と実物が全然違うことです。
日本で写真と実物が違うことってあまりないですよね。もしそんなことがあったらすぐにSNSで炎上してしまいます。
しかし、韓国はそれが普通です。先日も苺がたっぷり入った看板に惹かれてカフェで「たっぷりイチゴラテ」を選んだのですが、ひとつも苺が入っていませんでした。たしかに「苺ジャム」はなかに入っていましたが、これはなかなかショックです…。
ほかにも、大きい袋に入っているポテトチップスを買ってなかを見たらほんのちょっとしか入っていなかった(韓国人の夫いわく、韓国人は窒素を買ったおまけにポテトチップスがついてくると考えているようです)、チョコレートがたっぷりかかったパンのパッケージなのになかにほんの少しチョコが入っているだけなんてことも…。
これが普通の韓国に慣れた筆者が3年ぶりに帰国したとき、コンビニのアイスの袋からパッケージどおりの中身が出てきたときは本当に感動しました。
実物と写真の差がほとんどない日本、いいですね。
まずいレストランがない!
日本に住んでいたときは当たり前だと思っていたのですが、本当に日本は「はずれレストラン」が少ないです。道で見つけてフラっと立ち寄った店やはじめての店に行っても、そこまでまずい店はなかったと思います。
しかし、韓国はそうじゃないです。外食するときに適当に店を選んで入って、何度失敗したか…。
筆者夫婦は週末に必ず外に出て、そこの地元の食べ物を食べようと決めているのですが、満足できたお店はあまりないです。
ですから、おいしい店があれば忘れないようにインスタにアップするような癖がつきました。
最初は、「私が外国人だから韓国の料理が口に合わない?」「私のこだわりが強すぎるのかな?」と思っていましたが、韓国に来て4年でだんだん理由がわかってきました。
ひとつはレストランの数が多いことです。韓国って日本に比べて自営業をしている人が本当に多いんですね。これはいろいろ理由がありますが、まず韓国人の性格、そして韓国の社会事情が影響していると考えられます。
韓国人の性格はご存じの通り、せっかちでチャレンジ精神が旺盛です。「店をやりたい!」と思ったらすぐに店を持ちます。
ですから料理の基本もない人や、その世界で働いたことのない素人がオーナーなんてことが多くあります。
もちろん、こんな店は長続きしないですぐ潰れるのですが、あまりにも多いので入ったらはずれだったという確率が上がってしまいます。
一方、日本人は真面目で「職人文化」のある国です。店を持つ前に最低限の経験を積んだり、師匠の下で学んだり、親から伝統を引き継いだりする社長が多いですよね。そりゃ、どこに入ってもおいしく食べれるわけです。
どこの店も一定の味が保障されている日本、すばらしいです。