金髪などの明るい髪色や、つけまつ毛をはじめとした濃いメイク、露出が多い派手目なファッションなど、見ているだけで元気が出てくる「ギャル」文化。
「清楚系」と呼ばれる雰囲気が主流となってから激減しているといわれていますが、2019年を迎えたいまのギャル文化はどのようになっているのでしょうか。
宮城大学の「経営情報管理」を受講した学生と総合マーケティング支援を行なう「株式会社ネオマーケティング」が、全国の15歳以上の「ギャル」という言葉を知っている男女を対象に「ギャルの基準」をテーマにしたインターネットリサーチを共同実施しました。
一時よりも耳にすることが減った「ギャル」の現状について、リアルな声をご紹介します。
根強いギャル文化のイマをひもとく
男性はギャルに対して「可愛い」と好意的な考えを持っている
15歳以上で「ギャル」という単語を認知している男女1,000名に対しての「ギャルについてどう思いますか?」という質問では、全体では「好き」「やや好き」と回答した人の合計は16.4%となりました。
「好き」「やや好き」と回答した人の合計を性年代別で見ると、男性は10代~20代で29.0%、30代で33.0%、40代では22.0%、50代では14.0%、60代以上では10.0%に。
女性では10代~20代で26.0%、30代で15.0%、40代では5.0%、50代では6.0%、60代以上では4.0%となりました。男性からは好意的な意見が目立ち、男女ともに年代が上がると好感が下がっていくようです。
ギャルに対してどのようなイメージを持っているのか?
「ギャルに対してどのようなイメージを持っていますか?」という質問では、全体では「うるさい」と回答した人が56.4%と最も多く、次いで「明るい」と回答した人が33.0%となっています。
「可愛い」と回答した人が30代の男性では28.0%、60代以上の男性では25.0%いるように、男性では好意的な意見が目立っていました。
「明るい」と回答した人が男性では10代~20代で31.0%、30代で36.0%であるのに対して40代では24.0%、50代では36.0%、60代以上では26.0%に。
女性では10代~20代で44.0%、30代で49.0%であるのに対して40代では33.0%、50代では27.0%、60代以上では24.0%となっています。
ギャルだと思う服装(ファッション)のポイント
「ギャルだと思う服装(ファッション)のポイント」」について、現在と過去のそれぞれの意見を聞くと、現在も過去もギャルのファッションのポイントとして最も多かった回答は「派手な服装」が最多に。
2位について、現在については「短めなスカート」が33.5%、過去については「厚底の靴を履いている」が49.9%となりました。過去のギャルのファッションについては、現在にはない1990年代に流行した厚底やルーズソックスが大きく影響しているようです。
ギャルだと思う「メイクのポイント」
「ギャルだと思うメイクのポイント」についての同様の質問では、現在は「まつげエクステ」が33.5%、過去は「ガングロメイク(ヤマンバメイク)」が50.8%で最多となりました。2位には現在・過去の両方において「つけまつげ」がランクインしています。
3位の現在は「よく分からない」という回答が22.7%となり、過去では「細眉」が25.4%に。
「ガングロメイク(ヤマンバメイク)」のように一過性に流行したメイクもありますが「つけまつげ」のように現在でも残り続けているギャルのメイクポイントがあるようです。
ギャルだと思う「ヘアースタイルのポイント」
「ギャルだと思うヘアースタイルのポイント」についての同様の質問では、現在は「茶髪」が40.7%となり、過去は「金髪」が55.1%で最多に。次点で、現在は「金髪」が33.5%と続き、過去は「茶髪」が49.9%と続いています。
ギャルのヘアースタイルといえば、いまも以前も髪型ではなく「茶髪」あるいは「金髪」といった「髪の色」をイメージする方が多い模様。現在では「金髪」よりも「茶髪」の方がギャルだと思われているところにも注目です。