二オイに配慮のないホテル
仕事で日本に滞在中、さまざまなホテルに宿泊します。そのなかで感じるのが、古くて格式のあるホテルの方が二オイに対しての配慮がないということです。
真っ白なシーツに、バリバリのノリを利かせたベットカバー、枕カバーは昔ならありがたいのでしょう。しかし、いまどきノリを利かせたシーツを好む人はいるのでしょうか。
私は、ノリと塩素、タンパク質のニオイがひどく、部屋を変えてもらった経験もあります。
アメリカのホテルには、ファブリーズやリセッシュのような消臭スプレーは置いていないのですが、くさくないんですよ。枕や、シーツ。
ただ、いまどきの日本のホテルでは、部屋ごとにコーヒーメーカーが置いてあるのが当たり前。女性にはありがたいアメニティーも豊富で、関心します。
室内履きも使い捨てのものが用意されている。ふわふわのバスローブやパジャマもあり、入浴剤までそろっていたりするから嬉しいものです。
いくら格式あるホテルだとしても、いまどきのホテルの”良い部分”は、積極的に取り入れていくべきだと思ってしまいます。
なくしたくない、日本の匂い
日本にも、なくしたくない匂いもあります。
日本に住んでいたころ、私は旅行でたまにアメリカを訪れていました。日本からアメリカの空港に到着すると、やはり「アメリカの匂い」というものを感じるのです。
それは、逆もまた然り。日本に到着して飛行機を降りたときには、「日本の匂い」がします。臭いとか、不快な二オイではなく、なんとなく懐かしい匂い。
夏には夏の、冬には冬の匂いがするのです。残念なことに、アメリカでは季節の匂いというものはあまり感じません。
日本はあらゆる匂いがすぐ身近に存在しています。いい匂いも、臭さも、日本では鼻が敏感に働くのは事実。
だからこそ、私も含め、自分の匂いが迷惑になっていないか、もう少し意識するべきなのです。