平成の時代が終わり、令和へと突入した2019年。
around20(20歳前後)の女性たちは、この時代の転換期に何に興味を抱き、何を求めて過ごしたのでしょうか。
若者マーケティング研究機関『SHIBUYA109 lab.が、SHIBUYA109館内で実施した2019年のトレンド調査の結果を見ていきましょう。
ヒト部門:トレンドは「カップルインフルエンサー」
SNSを中心に話題になったヒトを対象とした「ヒト部門」で第1位に選ばれたのは、インフルエンサーとして活躍する姉弟「よしあき&ミチ」。ファッションセンスが話題となりブレイクしました。
ふたりでYouTubeチャンネルを開設し、姉のミチさんはAbemaTV「オオカミちゃんには騙されない」に出演、弟のよしあきさんは本を出版するなど、活躍の場を広げています。
第2位・第3位は「ヴァンゆんチャンネル」、「なこなこちゃんねる」と、男女ふたり組のYouTuberがランクイン。
2019年のトレンドは「カップルインフルエンサー」といえるでしょう。
男女ふたりグループの人気インフルエンサーでも交際していない例はありますが、2018年から続く恋愛リアリティーショーの流行や、中尾明慶さん・仲里依紗さん夫妻など芸能人カップルのSNSアカウントが発端となり、2019年はカップルの日常を発信するインフルエンサーが急増しました。
アーティスト部門:「ヒゲダン」ほか邦アーティストが活躍
アーティスト部門で第1位に選ばれたのは4人組ピアノPOPバンド「Official髭男dism」、通称「ヒゲダン」です。多数のドラマの主題歌に起用されたことがきっかけで人気となりました。
第2位は韓国と日本合同のグローバル女性アイドルグループ「IZ*ONE」。オーディション番組『PRODUCE48』を視聴し、結成前から応援しているaround20が多く見られました。
第2位は韓国と日本合同のグローバル女性アイドルグループ「IZ*ONE」。オーディション番組『PRODUCE48』を視聴し、結成前から応援しているaround20が多く見られました。
アーティスト部門・ヒト部門にランクインした人たちの特徴として、TikTokが認知拡大につながったことがあげられます。TikTok投稿動画のBGMとして使用されることで、ファン層以外へリーチされました。
第3位には「ジャニーズJr.」がランクイン。もともと人気のあるジャニーズJr.ですが、今年からYouTubeチャンネルが開設されたことで、いままでにないオープンな場での情報発信が増加し、より身近に感じられる存在となりました。複数の新グループのデビューも決定したことで、2020年も盛り上がりをみせそうです。