ビジネスパーソンにとって、1日の大半を占める会社で過ごす時間。あなたは気持ちよく過ごすことができていますか?自分が認められている、必要とされていると感じられていますか?
株式会社Take Actionが全国のビジネスパーソン男女800名を対象に実施した「ビジネスパーソンの承認欲求に対する意識調査」によると、57.4%のビジネスパーソンが自身の承認欲求は強いと感じているにもかかわらず、2人に1人の割合で承認欲求が満たされていないと感じている人がいるのだとか。
今回は、そんな会社とビジネスパーソンにまつわるの承認欲求の実態をみていきましょう。
会社は承認欲求を満たしてくれる?
現在所属している会社は自身の承認欲求を満たしていると思うか質問したところ、「満たしていると感じる(9.2%)」、「どちらかというと満たしていると感じる(39.0%)」と合わせると48.2%のビジネスパーソンは自身の承認欲求を満たしていると回答。
一方で、「満たしていないと感じる(18.0%)」、「どちらかというと満たしていないと感じる(33.8%)」と合わせて51.8%、ビジネスパーソンの2人に1人が、所属している会社は、自身の承認欲求を満たしていないと感じていることがわかりました。
承認欲求が満たされていない理由TOP3は?
所属する会社は、自身の承認欲求を満たしていないと回答したビジネスパーソン414名を対象に、承認欲求を満たしていないと思う理由をうかがったところ、もっとも多かったのが「会社の給与制度(36.7%)」、次に「自身の給与内容(33.3%)」、「自身の業務内容(27.1%)」と続きました。
また4位以下を見てみると、人間関係や仕事のやりがい・成果も承認欲求を満たすための大きな要因であることがわかります。
会社は働く場所であり、自分の承認欲求を満たすための場所ではないといった意見もあるでしょう。しかし、人に認められたり、褒められたり、必要とされていることがわかったりすることで、給与や業務内容が希望とは異なるものであっても、「この会社でずっと働きたい」と思うことだってあるのではないでしょうか。
また給与や業務内容は変えられなくても、メンバーのパフォーマンスを評価したり、努力を認め合ったりすることは、いますぐにできることです。コミュニケーションの問題が「承認欲求が満たされない」と思うことにつながっているようにも思います。