彼氏は定期的にできるけど、なぜか結婚まで辿り着けない。モテないわけじゃないけど、好きな人には好かれない。彼氏ができても、いつも長続きしない。
だから、出会いと別れを繰り返して、恋多き女になってしまう…そんな問題の根源には、自分の罪悪感や無価値観、自己否定などが絡んでいるのです。
恋多き女のパーソナルスペース
パーソナルスペースとは、友達とはこの距離感、家族はここ、知り合いはここ、同僚はここ、他人はここ…という、自分が心地いいと感じる人との距離感のこと。人との距離感は、心理的に、
[近い] 自分>母>父>兄妹・祖父母>親友>友達>知り合い>他人 [遠い]
の順で近くなります。そして恋人や夫婦というのは、「他人」の距離から、「自分」の距離まで近づくといわれています。
そのため、その間の友達や母親と問題を抱えたままだと、パートナーがその距離にきたときに、同じような問題を引き起こしてしまうのです。
恋多き女性の心は…
では、恋多き女性のパーソナルスペースに注目していきましょう。ひとりのとき、彼はあなたのパーソナルスペースの外にいて、遠く感じます。
「遠いなぁ」「寂しい」「好かれていないのかな」「もっと仲良くなりたいな」と思ったあなたは、彼に近づこうとしますよね。そして片思いになり、ついに両思いになれたとき、お付き合いがスタート。
しかし、せっかくお付き合いしているのに、心のなかは不安でいっぱい。「近過ぎる」「怖い」「不安」「信じられない」「嫌われるんじゃないか」「見捨てられるんじゃないか」「遠ざけたい」…。
寂しくて近づいたのに、今度は近すぎて怖くなるのです。不安は、強烈なパワーを持っています。彼のことが嫌いではないのに、何度も喧嘩したり、別れたくないのに「別れる!」と自爆したり、自分が浮気したり、相手が浮気したり、いつも彼のことを疑ってしまったり。
これらは「表面的な問題」なので、頭で考えて「もうやらない!」って思っても、心は置いてけぼりなので問題を繰り返すのです。
これでは、なかなか結婚までいたるような信頼関係は築きにくい。結婚できたとしても、また別の問題が引き起こされてしまう。そのため、「表面的な問題」だけじゃなくて、自分の「本当の問題」に目を向ける必要があるのです。