誰にも平等に訪れる厄年。一生の間に数回しかないものではありますが、女性の場合、なんと30代の間に2回の厄年があるのです。
仕事にプライベートに充実した生活をおくっている30代。だからこそ、「トラブルや不運に見舞われる可能性が高いとされる時期が、ほかの年代よりも多く存在する」ということは意識しておいたほうがいいかもしれません。
そもそも厄年って…?
厄年とは「わざわいの起きる恐れが多い、忌み慎む年」のこと。厄年は人生の転機となることが多い年齢にあたり、注意して過ごしたほうが良いとされています。
「厄年」という概念は平安時代からはじまったとされていますが、実は、正確な時期や出典などはわかっていません。厄年の「厄」は、神様に仕える役割の時期であるという意味や、社会の役に立つ年齢であるという「役」の意味合いもあるといわれています。
女性の厄年はいつくるの?
女性の厄年は、数え年で19歳、33歳、37歳、61歳の計4回。厄年のことを本厄、その前年を前厄、本厄の次の年を後厄と呼びます。
- 本厄…厄年のこと
- 前厄…厄年の前ぶれとしてわざわいが起こりやすい年
- 後厄…厄年の影響が少なくなっていく年
30代では、33歳で厄年の中でも特に災いが起こりやすいと言われる「大厄」、37歳で通常の厄年がやってきます。
厄年は数え年で決まるため、早生まれ(1月1日〜4月1日までに産まれた人)もそうでない人も、厄年にあたる年は同じ。「今現在の年齢」で厄年かどうかが決まるわけではない、という点に注意しましょう。
- 例:1987年9月に産まれた女性→2019年が厄年(大厄)
1988年1月に産まれた女性→2020年(2020年の1月で32歳)が厄年(大厄)
1988年8月に産まれた女性→2020年(2020年の8月で32歳)が厄年(大厄) - 例:1983年5月に産まれた女性→2019年が厄年(本厄)
1984年3月に産まれた女性→2020年(2020年の3月で36歳)が厄年(本厄)
1984年12月に産まれた女性→2020年(2020年の12月で36歳)が厄年(本厄)
厄年は信じるべき?
厄年は、運気が弱くなっている時期だといわれています。ほかの年と比べても身体や生活の変化が大きくなる時期であるため、注意すべきだと考えられてきたのでしょう。
しかし実際には、厄年に悪いことが起きるという科学的な根拠はありません。「厄年は迷信だ」「七五三や成人式のような通過儀礼のひとつだから気にしなくていい」という考え方もあります。
ただし、古くからの言い伝えのひとつとして現在まで残っているものであり、お寺や神社では、現在も厄除け祈願がおこなわれているのも事実。
運気は目に見えないものではありますが、「厄年による影響はゼロである」とは断言しにくいかもしれませんね。