女性の厄年のメインは「30代」
女性のはじめての厄年は数え年で19歳。そのころは学生生活をおくっている人がほとんどではないでしょうか。親から「厄年だから気をつけるように」といわれたり、厄除け祈願へ行くようにいわれたりする人もいるかもしれません。
しかし、19歳は比較的自由に過ごせる時間が多く、未成年として守られる存在でもある時期。厄年による影響を気にして過ごす人は、そこまで多くはなかったのではないでしょうか。
また、30代を過ぎると、ふたたび女性が厄年を迎えるのは61歳。そのころには、若いときよりも活動量や生活のペースがゆるやかになっている可能性も高いでしょう。そう考えると、女性の厄年のメインは「30代」であるといえそうです。
30代女性が厄年に気をつけるべき理由
30代の女性は、結婚や出産など、いわゆる「人生の一大イベント」を迎える人も多い年代。仕事でも手応えを感じはじめたり、自分に合った道でキャリアを積んだりしている人もいるのではないでしょうか。仕事人、妻、母など、ひとつではなく複数の役割を持つ人の割合も高そうです。
忙しい日々をおくりつつ、10〜20代のころよりも体力は低下。そんななかで厄年による災難に見舞われると疲弊し、それでもやるべきことが多くなかなかゆっくりもできない…という状況がつづき、心身ともに大変な思いをしてしまうかもしれません。
加えて、仕事で任される裁量が多い、子どもの面倒を見る必要があるなど、責任も増える30代。厄年で自分がダウンしてしまうと、家庭が回らなくなったり仕事が滞ったりして、周囲にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。
「自分のことだけを考えていればいい」というワケにはなかなかいかない。同じ厄年の1年を過ごすにしても、身軽で無茶もできる10代や、人生経験豊富で生活も落ち着いている60代と比べると、そのダメージは大きく異なりそうです。