「男運マイナス」が露呈されたホワイトデー
お店に着いたら、彼の姿があった。でも、店内は全然にぎわってないし、バイトの子たちも退屈そうにレジの画面ずっと拭いててさ。
編集K:あれ…急に様子がおかしい…。
カレン:そしたら、彼が私に気づいて抜けて来てくれて。「抜けて大丈夫なの?」って聞いたら、慌てて「いまちょうど落ち着いたところだよ」って。
おかしいなって思ってたら「せっかくここまで来てくれたんだし、ホワイトデーの商品買ってよ」っていわれた。
編集K:くれるんじゃなくて?「ここまで来てくれてありがとう」で何かプレゼントしてくれるんじゃなくて?
カレン:じゃなくて。
編集K:いや…えっ?
カレン:そうなるよね、私もなった。でもたしかにここまで来たしと思って好きなもの頼んだら、「これ人気で在庫が少ないんだよね…これでいい?」っていちばん売れ行きが悪い商品渡されてさ。
編集K:いやいやいやいや…。
カレン:もう何いっても無駄だなってなって、指定された限定商品買ってお店出てきた。
編集K:最悪ですね。
カレン:帰るのも遠いしますます腹たったよね。紹介してくれた後輩の男の子にとりあえずいろいろ話して…そしたら途中まで迎えに来てくれた。
編集K:後輩がいい子だったのが救いですね…。
カレン:いや、そのままホテルに連れ込まれそうになって、平手打ちして逃げた。
編集K:最後の最後まで想像を絶する悲惨さ。
カレン:そんな悲惨なホワイトデーから1年経つけど、まだ恋愛はいいかな。
長年交際した彼との別れに、周囲の結婚ラッシュ。真面目な性格と結婚願望が強いゆえ、「結婚に繋がる相手を早く探さないと」と焦り、悲惨すぎる経験をしたカレンさん。
しかし、そんな経験を経ていまは「焦らず自分のペースで幸せを掴みたい」と笑顔を見せてくれました。
いままでは仕事以外のほとんどの時間を婚活に使っていたそうですが、現在は趣味や自分磨きに勤しんでいるとのこと。辛い思い出も笑い話に変えられる力を持って、さらに自分軸を持ったカレンさんは、ますます魅力的な女性になっていくに違いありません。
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