結婚相談所で婚活を行う際に気になることといえば、やはりお相手とどのように成婚まで至るのかということ。またすでに婚活を行っているかたならば、なかなか進捗がない交際期間に対して不安を感じ、悩んでいることもあるのではいでしょうか。
ある日、2015年にご入会し、お見合いから交際6カ月で成婚したMさんからご連絡がきました。婚活を初めてかれこれ2年半。長いようですが、決してそんなことはありません。
ですが一般的な結婚相談所では、たった3カ月月から1年間くらいで退会してしまう方も多いそうです。
Mさんも、途中何度か「大丈夫か?」と心配することもありました。お見合いのルールは「最長6カ月経ったら成婚扱い」。Mさんは交際から6カ月経っており、実は案外大変なことになっていたんです。
ほかにもMさんは、お互い結婚にコミットできずに、彼からはいろいろと理由をつけられて、成婚時期を何度か延ばされてきました。いまだからこそ「お互い」といえますが、本当にギリギリまで、相手の言動に振り回されていました。今回はそんなMさんの事例をもとに、なかなか成婚まで至らない方の原因をお話します。
取り消された「真剣交際」
Mさんは、彼との交際がはじまったころすぐに「彼がマンションを買おうといってるんですけど、私は賃貸でいいと思っていて意見が合わないんです」と話していました。
私は「それって、彼はもう結婚を意識しているってこと?」と思ったのですが、結婚を前提とした「真剣交際」のお話は一回も出ていませんでした。
一応1カ月以上待ってから、お相手の相談室に真剣交際のお話を切り出したのですが、「そちらは真剣交際に入ったほうがいいと思いますか?うちはもう少し様子を見たほうがいいと思うのですが…」と何とも不思議な返答。
あとからわかったことなのですが、先方の相談室は「成婚料なし」のシステムだったそうです。なので、ひとつの方向を促して退会されるよりは、極力たくさんの方とお見合いしながら長くいてもらうことが大事だったんですね。
私たちは「真剣交際に進みたいと考えています」と答え、時期を待ちつつも、ようやく真剣交際に入りました。
それから数カ月が経ち、Mさんは先方のお母様に会うことに。しかし「もうプロポーズの時期かも」という期待は見事に裏切られ、「交際中の彼女という形で会ってほしい。真剣交際を解除していいかな」と伝えられました。