常識にとらわれない彼らの生き方
「それに、アメリカに住むのは彼女が留学している2年間だけ。いまはメールもあるし、携帯電話だって世界中でつながる。たしかに時差があって、いまよりは仕事がやりづらくなるかもしれないけど、逆にアメリカにいるからこそ広がる仕事の幅っていうのもあるだろうし、すべてがマイナスってわけではないでしょ。それに、ベルギーには優秀な部下がそろっていて、どうしても必要なら部下に頼ってちゃんとケアしてもらえばいいし」。
たしかにそうなんですよ。理屈で考えれば彼がいってることは正しい。でも、やっぱり「ありえない!」というのが正直な感想でした。
こんな素敵な男性の存在を気にせずにアメリカに留学を決めてしまう彼女もすごいし、こんな発想をしてアメリカに引っ越してしまう彼もすごいし、そんな彼の希望を受け入れてる会社もすごいなぁという感じです。
彼や彼女たちにとっては、恋愛か仕事か、なんて悩む必要はないようです。そして、「最高の仕事をするためにはここにいないといけない」なんて発想もないようです。
あなたは、世のなかの常識や過去の経験に囚われて、人生の判断を繰り返していませんか?さらに状況をよくするための、いろんな選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?
正直、わたしの仕事も海外に行った方がやりやすいことは間違いないとは思います。でも、「現場に行かないとできないのか?」といわれると、いまはネットも発達していて情報もかなり細かく入ってくるし、ここにいるからこそいっぺんにいろんな人たちとメールで繋がり情報を得ることもできる。そんな時代なんですよね。
現場で感じる肌感覚は、いまでもやはり大切だとは思っていますが、それがないと仕事ができないわけでもありません。だから、海外に行けないことでイライラするのではなく、日本にいてもできることをもっと見つけて、最高の仕事を成し遂げたいと思います。
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