「タラ、レバ」のなかに、答えはある
それでは、なりたい自分を具体的にイメージできるように、考えてみましょう。
あなたは毎日お子さんを怒ってばかりいたり、人間関係に失敗したりしたとき、自分に対してどのように思いますか。
「もっと優しいお母さんになれればいいのに…」「なんで私はいつもこうなんだろう。もっとみんなといい関係を作れればいいのに、なんでできないの!」などと思っていませんか?そのなかに「なりたい自分像」があるのですよ。
あなたがなりたいのは、
- 優しい母親になる!
- 人間関係をうまく作れる人になる!
ですね。こうして探していくともっと見つかると思います。
もしあなたが、「人の気持ちを傷つけるようなことをいってしまう人」だったとしたら、「どうしてわたしはこうなんだろう」と自分を責めませんか?そして「人の心を理解できる人間だったらよかった」と思うでしょうね。だとしたら、「私は人の心を理解できる人になる」と文字に書くといいのです。
文字にして、それを常に見ることです。それによって、実現した自分のイメージが作れるようになります。「イメージは実現する」のです。「ほめ日記」の初めのページに書いておいてください。
そして、「なりたい」ではなく「なる!」と断言して「私の命は、そうなる力をもっている」と信じること。
5%でも「なりたい自分」に近づいたら、すぐにほめる!10%になったらもっとほめる。そして「ほめ日記」にこう書きましょう。「すごいね、前に比べて10%もアップしたよ、きっと20%でも30%でもいけるよ」と自分をほめて、励まし、信じることです(ここをしっかり実行してください)。
多くの人は、「この程度ではほめられない」と思いがちですが、脳の思考回路を変えるために、この点は大事なポイントです。
100点を目指さなくてもいい
まとめると、あなたが「こうだったらよかったのに」と思っていることが、あなたが「なりたい人」なのです。
一度にいくつも書かなくてもいいのです。ひとつできたら、次の目標を見つけて書き足して、一歩一歩前に進んで行けば、いつの間にか「なりたい自分が実現していた」ということになります。
100点を取ろうとしないでくださいね。人の内面に完璧ということはないのです。40点くらいかなと思えたら、もう大丈夫。あとはゆっくりペースで進んでいきます。60点くらいまで来たと思えたら合格だと思ってください。
焦らずに、「なりたい自分のイメージ」と「ほめ日記」を継続してくださいね。「ほめ日記」は「10のほめポイント」に沿って、いろいろな角度からほめてください。自分が変わることを楽しみにするといいですね。「少しずつ実現に近づいている~!」と喜びを味わっていただける日がくることを、お祈りしています。
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