繊細さんが「仕事選び」で悩んだら
こんにちは。HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で傷つきやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
最近、HSPさんから仕事選びのご相談が増えています。
- どっちの仕事がいいだろう
- 年収が高い方がいいの?
- この仕事内容とこの仕事内容はHSPさん的にどう?
この悩みを解決するポイントがあります。それが「長続き」です。
私たちは仕事の時間軸をド忘れしやすいんです。特に就活のときですね。
みなさん名前の知れた大企業に入ろうと努力します。承認欲求を満たしたい。これまで学んできたことを発揮したい!と思うからです。ですが、どんなに一流企業で年収が高かったとしても、続かなければ意味がありません。
年収1,000万の会社に入ったとします。でも3カ月で辞めたらどうでしょう。意味がありませんよね。就職したことを友人知人に広めていたら…きっと笑われます。辞める辞めないの葛藤でも苦しむことになるでしょう。
幸せとは行動心理学で「穏やかで安定した日々が持続すること」となっています。仕事も年収云々より、まずは安定して続けられることが大切です。安定して続けられて初めて「年収増やしたいなぁ」などの欲求が出てくるからです。
長続きする仕事の条件
ではどんな仕事が長続きするのか。その答えは、実は仕事内容以外の部分が大きいのです。
- 勤務時間が短い
- 通勤時間が短い
- 人数が確保されている
- ひとりの作業時間がある
- 福利厚生や従業員が相談できる場所が設置されている
- 外の空気が吸える
こんなこと。
勤務時間や通勤時間は比較的わかりやすいですよね。つらい仕事も短時間なら耐えられるかもしれません。楽な仕事も四六時中なら疲れてしまうでしょう。通勤時間については研究結果が発表されています。
通勤時間が長くなると年収が減るのと同じくらいのストレスがあるよってお話。満員電車は戦場の兵士レベルのストレスだし、ストレスがたまると10歳くらい老けてみえる研究結果もありますね。まぁいいことがありません…。
人数やひとりの時間は作業の質に影響します。人が少なければ仕事量が膨大になります。常に協力体制の仕事だとひとりの作業時間はないでしょう。
ひとりの作業時間があるとHSPさんは気疲れせずに働けます。作業内容でもっとも大事なのはココですね。「この職業はどう?」より、「ひとりの作業時間は持たせてもらえる?」を考えてみましょう。
そして相談場所。大手だと相談窓口があったりします。相談フォームが設置されている会社もありますね。何かあったときに相談できる・できないは安心感が違います。労働組合もあると安心です。
また大事なのは外の空気が吸えること。私は長く工場で働いてました。たまに倉庫から出て外の空気を吸うと、ホっとするんですよね。作業場の環境・心地よさは人の心理に影響します。
暗いオフィスでずっと働くのを考えてみましょう。大手ほどオフィスを明るくしカフェ的な空間にしていますよね。モチベーションにも影響します。必ず職場は見学しましょう。そのときの雰囲気、みなさんの表情を見ると参考になりますよ。
なお、短期前提で勤める方法もあります。私も独立前提で工場に勤めていました。結果的に10年働いて独立しています。3年ほど働いてフルリモートの仕事に移っちゃうとか、実績を得てから行動する方針もありです。目標が決まっているとモチベーションも上がりますからね。
仕事選びで悩んだときは、ぜひこの内容を参考にしてください。
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