日本とアメリカの「ゴミ分別」
ゴミの分別の煩わしさは、日本は異常なくらい細かいのに対して、こちらは「資源ごみ」はまとめて捨てることはできるし、それすらやらなくてもゴミ箱に入っているものは、まとめて持って行ってくれる。
ゴミ出しも週に1度は最低収集してくれるので、家の前に規定のゴミ箱を出すだけ。人がゴミに触って収集することもなく、UFOキャッチャーのデカい版のようなアームのついたトラックが、ゴミ箱をつかんでトラックにひっくり返して持っていきます。
このやり方は圧巻。日本ではゴミ収集場所に人がゴミを持っていくのが当たり前ですが、こちらはそれがありません。ただし、ゴミ代は毎月支払いが必要で、支払っていなければ自分のゴミだけ持って行ってくれません。
学生生活の違い
学校では、生徒が教室を移動するのが当たり前。科目ごとに違う先生が教室に入ってくる日本スタイルではなく、生徒が科目別の先生の教室に移動します。
ランチは教室で食べるものではなく、カフェテリアで食べ、学校が終わったら生徒が掃除する習慣もありません。清掃員が学校を掃除するのがアメリカです。
アメリカの友人に「日本では学校での清掃は生徒がするものだ」と伝えたときに、驚かれたことがありました。「子どもにそんなことをさせるなんて!」という意見が多かった気がします。
また大学入学など、センター試験のような、いわゆる「入試」はアメリカにはありません。その代わりに入学審査があり、学部の選考を入学前に選ばなくてもいいことになっています。
SATやACTと言った「入学に際して」の基礎を持ち合わせているかどうかのテストは近年受けるようになってきていますが、日本のように「その時点で優秀な学生を選ぶ」のではなく、高校での成績や単位、試験のスコアだけでなく、学業以外の取り組み(ボランティア活動など)や人間性(エッセイ、面接)を評価するのです。
多くの学生はいろんなところで、ボランティア活動を行っているのも事実。日頃の行いが大事なのです。