美容大国、韓国のオーラルケアは?
ニンニクをたくさん食べる韓国人が臭わない理由は遺伝子だけではないかもしれません。
日本人は「1日2回」歯磨きをするがもっとも多い(参考:マイナビニュース)ようですが、私が知る限り、韓国人はもっとたくさん歯を磨いています。多くの人が会社に歯ブラシを持っていき、毎食後に歯を磨いているので、1日に3回以上は歯を磨いているのではないでしょうか。
日本では最近、臭いによって周囲に迷惑をかける行為を意味する「スメハラ(スメルハラスメント)」なんて言葉も出てきているようですね。特に40〜60代の中高年女性のかたの口臭が問題になっているようです(参考:NHK)。
しかし、筆者が韓国人の中高年女性と接していて臭いが気になったことは一度もありません。Club Sunstarが、「600~700億円と言われる韓国のオーラルケアマーケットにおいて、電動ハブラシは90億円ものシェアを占めている。これは日本では考えられないほど高いシェアで、お年寄りから若い世代まで電動ハブラシを使用していることが推測できる」と伝えています。また「インプラントの症例数が60万件で世界一」とも紹介されています。
美容大国である韓国では、年齢を問わずオーラルケアを意識している人も多いようです。
ただ臭いに慣れている説も…
臭いに関するこの話題を、韓国人の生徒たちにも投げかけたところ、「みんな臭うから気づかないだけじゃない?」という人もいました。
確かに、ひとりあたりのニンニク消費量は、日本人の平均300g、世界の平均800gなのに対し、韓国人は約7kgともいわれています(参考:健康家族)。みんなが当たり前にニンニクを食べているので、臭いに慣れてしまっている部分もあるのかもしれません。
考えてみると、外国の空港に到着したとき、その国独特のにおいがしますよね。筆者も以前は月1で日本に帰っていたので、空港で日本の臭い、韓国の臭いをそれぞれ感じていました。でも、1週間もしないうちに慣れてしまいます。
みんな食べるんだから、臭いがきつい料理を食べても目立たない、これはなきにしもあらずです。
これから真夏にかけて、臭いが気になってくるかたもいるかもしれません。まわりの韓国人がやっているオーラルケアや臭い対策については、改めて取材して別記事にてご紹介しますね。
- source:健康家族、中央日報、韓国版HUFFPOST、中央日報、マイナビニュース、NHK、Club Sunstar
- image by:Unsplash
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