自分は自分のままでいい
少し人間関係が苦手な筆者も、いままでに「この人は人間関係にタフだなあ」と思う人とたくさん出会ってきました。その人が教えてくれた人間関係の秘訣や、またその人たちが共通して持っている特徴を少し思い出してみます。
自分をしっかり持つ
たとえば、相手が実際にこちらに怒りという感情を向けているとき、私たちはよく自分が相手を怒らせていると感じてしまいます。
もちろん、自分の行動や失敗が原因になっていることもあるかもしれません。でも、実際には自分のその行動はすべての人に怒りを感じさせるような行動なのかと考えるとそうとも言えません。怒りを感じるには、感じる側の心にもその要因が必ずあるのです。
ちなみに、タフな人はそんなとき、「この人、キツ~!怒ってるな〜!」と思うそうです。相手の感情と自分を健全に切り離して、冷静に相手のことを受け止められていると思いますよね。
あまり人の気持ちに意識を向けない
相手が考えている、感じている感情ってひとつではないです。だからこちらが考えている、想像している相手の気持ちとは当たっていることもあれば、そうでないこともある。
結局は想像であり、真実はわからないことでもあるのです。だからタフな人は、いい風に考える、もしくは相手の気持ちにあまり意識を向けないようにしているとそんなことを話してくれます。
いろんな人がいると受け入れる
タフな人と話しているとよく「ほんまに世の中いろんな人がいるね~」そんな言葉を耳にします。
タフな人が言ういろんな人とは、理不尽な人、不愛想な人、わがままな人、未成熟な人、常識を知らない人…たくさんのダメな人を総まとめにしているのだと思うのだけれど、でもその言葉はその存在を否定しているわけではなく、そんな人たちが存在する社会を受け入れている心の状態だと思うのですね。
いろんな人がいることを受け入れてしまうことが、ある意味タフに生きる秘訣なのかもしれません。
筆者が出会ってきた人間関係にタフな人たちでも、実はその人と話していると、始めからそう考えられていたわけではなく、いろんな人間と出会って関わって、人間関係にもまれてこられたんだと感じるときがあるのですね。
苦労してきた結果、身につけてこられた考えやコツのようにも思うのです。