「共通ではない趣味」を楽しむときはどうする?
共通の趣味ではないものに対して、なによりも大切なのが「否定をしないこと」です。同じオタクであってもなくても、自分が好きなものを否定したり貶されたりすると悲しいし腹立たしいですよね。それがパートナーであるならなおさら否定されることのショックは大きいでしょう。
オタク界隈でよく言われていますが、「自分の嫌いは誰かの大好き」なのです。かといって相手の趣味について「〇〇って××なんでしょ?」なんて知ったかぶりもしないほうがいいと思います。
そうではなくて、いままで自分が触れる機会がなかったりあまり知らない分野であれば、パートナーをきっかけに興味を持ってみると趣味の幅も広がるかもしれないし、そのほうが楽しいと思います。僕も彼女の影響でゲームを始めてみたり、コスメの情報を得て彼女へのプレゼントに役立てたりしています。
相手がその趣味に打ち込んでいるときは、自分も趣味の時間にあてるのがよいでしょう。これは自分のためでもあり、相手のためでもあります。
僕が「きょうは何時からこの趣味をやる」と言うと、彼女は自分の趣味の時間にするべく何をしようかと楽しそうにしているので、僕としても自分の共通の趣味以外のことをする際に気が楽でとても助かっています。
もちろん別の趣味をする時間の長さや予定を入れる際は、ふたりでの予定や相手に不満がない程度にバランスの調整が必要です。あくまで相手とのパートナーシップを続けていくことを大前提にしているので。
交流のあるコミュニティに異性など、恋愛対象になりそうな人がいる場合は、別途注意が必要だと考えます。
どんなに信頼していても、自分が認識できない範囲にパートナーが恋愛対象になり得る人と居ると思うと、不安になることがあります。パートナーが浮気をするまでいかなくても、誰かから好意を寄せられたりしているかもと考えるだけでも、いい気分にはなりません。
僕は執筆関係の趣味で同じく文章を書くことを趣味にしている方々と交流をする機会が多いので、彼女には普段どんな人と交流があるかを話しています。話すことで、なんとなくでも僕が身を置いているコミュニティの雰囲気やそこにどんな人がいるかを認識してもらっているのです。
コロナ禍のため昨今はオフ会など実際に集まることが難しい状況ですが、ZoomやTwitterのスペース機能を利用してグループや個別で交流する機会が多いので、それらに参加する場合は彼女に事前に報告をして了承を得ています。
嫌だと思うラインは人それぞれ。「このくらい大丈夫」と思わず、相手がどう考えるかを聞いて、話し合っておくことをおすすめします。