女とは違う、男の生態
男女が別の生き物であることは、みなさんお感じの通りです。
しかし、目の前のパートナーが別の生き物であることを忘れて、自分の言葉、自分の感覚で話をしていることは多いものです。…ということは、自分の思いや言いたいことが相手に伝わっていないことも考えられます。
男性と女性は違う生き物です。パソコンのOSが違うようなものです。お互いにその違いを理解し合い、変換していく必要があります。
女性は共感志向がベースですが、現代では仕事をして男性型の目的志向を身に着けている女性も多いです。そして優秀な女性は、その目的志向でパートナーを打ち負かそうとすることもあるようです。これでは男性は離れていきます。
男性は仕事の能力に関係なく、目的志向であり、そうであるがゆえにプライドの塊であるからです。女性に優しい男性であろうが、その内にはプライドの塊を持っているものです。
そして、男性は精神的に女性よりも弱いものです。女性の何気ないひと言がグサッと刺さってしまいます。
最近妻が話を聞いてくれない、キスをしてくれなくなった、営み中に機能しなかった、レスであるetc…。このような場合、夫自身が妻とは関係ない問題を何か抱えていることもあるでしょうが、夫に対する影響力が一番大きいのは妻です。妻の何気ないひと言や態度が、夫を萎えさせている可能性もあります。
男性のプライドって?
その男のプライドとは、名誉(にきみたま)、権力(あらみたま)、お金・知(くしみたま)、女性(さきみたま)です。
そして、男にとって妻とは、名誉であり、権力やお金や知識の結果でもあり、自分が喜ばせる女性です。その女性から立てられないと、本当に立つ瀬がないのです。
『男性機能の「真実」』(永井敦著、ブックマン社)によると、2015年の医師国家試験に「性機能障害のうち心因性勃起障害の可能性が最も高い訴えはどれか」という問題が出されました。回答は「妻に対してだけ勃起しません」で、正解率は85%だったようです。
いかに夫に対する妻の影響力が大きいかがわかりますね。
議論して妻に論破されると、夫はかなり萎えます。夫を言い負かしても夫婦関係はよくなりません。男のプライドを傷つけられた夫は、妻とは距離を置きたいと思うようになるでしょう。時間をかけて夫婦の関係性が悪化してしまう可能性があります。
そうならないためにも、妻が親密さで夫をコントロールすることをおすすめします。妻に受け入れられると夫は安心して妻に尽くす姿勢になっていきます。
いったん受け入れたあとに、妻の本音を伝えるのです。本音のIメッセージは多少時間が必要ですが、じわじわと夫に伝わります。
本音を話すことは恥ずかしいと思うかもしれませんが、恥ずかしいことも共有できるからこそ、夫婦の絆が深まっていくのだと思いますよ。ぜひ「お手玉4ステップ」と「合コンさしすせそ」を実践してみてくださいね。
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