「日本ではNGなのに韓国ではOKなこと」交通編
1. 赤信号で右折すること
日本は左側通行ですが、韓国の道路は右側通行です。筆者は韓国で車の運転免許を取得したのですが、そのとき一番びっくりしたのは、「赤信号でも右折することができる」ということです。
韓国の道路では、赤信号でも横断歩道に歩行者がおらず、安全が確認できる場合には右折することができるのです。
右折専用道路もあります。
カカオマップの監視カメラ映像から切り取った写真です。写真の左側を見ると、右折専用車線のマークが見えますね。
右折ルールは韓国に限った話ではなく、アメリカやカナダ、中国、インドの一部の地域でも赤信号での右折が可能なようです(参考:SEKAI Drive)。
このルールの背景には1973年のオイルショックがあります。オイルショックで高騰したガソリンを節約するための策のひとつとして、この交通法規が世界のあちこちで導入されたようです。
筆者が最初、びくびくしながら右折していましたが、このルールにすっかり慣れたいま、渋滞も起こりにくくなるので合理的だと思います。
道路における日本と韓国の違いは、赤信号時の右折だけではありません。韓国に来られる方は、「韓国では日本に比べて歩行者が優先されない」ことも知っておきましょう。
日本では信号が赤信号になっても急いで飛び出す歩行者、いますよね。車はそれを予測して青信号になってもゆっくりと余裕をもって進みます。
しかしせっかちな韓国は信号が青に変わった瞬間「ビュン!」と進みます。進むのが少しでも遅れたらクラクションを鳴らされることもしばしばあるほどです。
韓国旅行に行ったときは、横断歩道ではいつも以上に気をつけてください。青信号が点滅したら危ないので渡らないようにしましょう。
また先ほどお話したように、青信号でも左から右折する車が来るかもしれない、ということを意識しながら渡ってくださいね。
筆者は韓国に来て4カ月目のころ、韓国の交通マナーを知らずに車にはねられて入院した経験があります…。