恋愛の変化
インターネットの普及により、告白にも変化が生まれました。私の学生時代は、好きな人に気づいてもらうために友達に協力してもらったり、直接話しにいったりと、対面での行動が主でした。
ですが、SNSやLINEを日常で使う現代では、きっかけがなくてもSNS上でつながったり、相手とメッセージを気軽に送ることができます。いまの学生は、LINEやメッセージで告白することもあるそうです。
人とのコミュニケーションが容易にできるようになったことはいいものの、恋愛においては、告白に失敗した人がSNS上で晒されたり、メッセージのスクリーンショットを周りに送られたりなど、デジタルならではの問題も生じます。
その人の抱える経験や言動など、現代では個人の言論の場が広がりましたが、同時に言論の制限ができたようにも思えるのです。
SNSでつながることが増え、一人に言ったことが複数人へと広まったり、互いに同意のある営みでも、相手が同じコミュニティ内にいることで悪い噂となったり…本当の意味での自由は奪われたようにも感じられます。オンライン上だけでなく、リアルの場でも晒されることはあるのです。
そういった現代特有の言葉による暴力は問題視されるべきであり、憶測で物事が解釈されてしまうことの恐怖を感じます。
コンプレックスがあって童貞を卒業したいと思う人、童貞を守り続けたい人、カラダを重ねない人など、さまざまな意向があります。「しない」人でさえも「できない」と一重に認識するのではなく、いろいろな価値観があっていいと思うのです。
あらゆる意向が認められる空気感をつくることで、童貞への憶測は減ることでしょう。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。