ふたりきりのときは甘える
何十年と一緒にいると、キスやハグなどの愛情表現が遠ざかり、しまいにはレスまで発展して形だけの夫婦になる。
特に子どもがいると、スキンシップをとる機会が難しくて寝室で改めて向かい合うことに気恥ずかしさを感じる、ということもあります。触れ合いがなくなってしまうと、並行して愛情も薄くなっていくのが人の心です。
仲良し夫婦は、子どもがいても仕事が忙しくても、スキンシップを忘れません。
男性からはなかなかリードしづらいときでも、甘える姿を見せて安心させてあげるのが愛される妻。
レスを防いでいる妻に話を聞くと、「お風呂上がりにちょっと肌を見せながら腕に抱きつく」「夫の好きなウイスキーを出して、隣に座って一緒に飲みながら雰囲気を出す」など、過剰にならない“演出”でその気にさせていました。
ふたりきりのときは普段とは違う顔で甘えることが、夫の関心を引き寄せるのですね。
気持ちは言葉にする
長い時間一緒にいると、喜怒哀楽をあえて配偶者に伝えることに「手間」を感じることがあります。
誕生日を祝ってもらってうれしいときも、わざわざ「うれしかったよ」と言うことが面倒になり、また「言わなくてもわかってくれる」と一方的に思い込んで伝えなくなるのですね。
夫がそういう態度だから自分も口にしなくなった、という妻もいますが、感情を言葉にせずその場を終わらせるのは、相手にとっても「何をしても同じ反応」「何を考えているのかわからない」など、ネガティブな気持ちを持つものです。
夫とラブラブな妻は、「今年もありがとう!うれしかった」と喜びをしっかり伝えます。
夫婦であっても、気持ちは言葉にしない限り相手には届きません。悲しいこと、怒りを覚えることであっても、「言ってもどうせわかってもらえない」と諦めるより、「自分の状態を知ってほしい」と意思を持つことがコミュニケーションの基本です。
気持ちを伝える、感情を言葉にすることを忘れずにいれば、夫もそれに応える姿勢が作られます。