絶対にやっておくべきこと(37歳/セールス)
「離活の真っ最中ですが、とにかく気をつけるのが離婚の意思に気づかれないことです。
子どもがいるためうかつに話すと夫に何か伝わってしまうのが怖く、黙って離婚の準備を進めるのは心苦しいですが、仕方ないと思っています。
モラハラ気質で子どものことなど二の次の父親なのがこんなときには幸いして、親子仲はいいとは正直言えません。
親権で争うことも考えられないですが、油断せず離活中であっても子どもたちを第一に生活しています。
常に自分の満足が最優先の夫なので、離婚を切り出せば財産分与で揉めることは目に見えており、財産を隠されないよう生命保険の証書に、夫が管理する銀行口座の通帳にと、夫がいない時間に家を漁ってコピーを取っています。
女性支援センターが開設している弁護士の無料相談に出向いたとき、別居しても婚姻費用を夫は払う義務があることがわかり、夫の収入についても把握しておかねばと源泉徴収票も数年分コピーしました。
私の収入でも離婚後は生活できるめどは立ちますが、それとは別に財産分与を諦めたくなくて、自分が手にするべき部分についてはきちんと知っておいたほうがいいと思います。
家のなかで手を触れたものはその都度元の状態に戻すことを忘れず、保険会社なども下手に連絡すると契約者の夫に話がいく可能性もあるので避けて、動きは最小限にしています。
準備が進むとみょうに気が大きくなるときがあり、『もうすぐ別れられる』と思うと夫にも笑顔を向けそうになりますが、そんな変化でモラハラ夫は離婚の可能性を想像するかもしれないので、気を引き締めていますね。
財産分与の根拠となるものは確実に集めておくこと、それを悟られないこと、子どもたちの接し方にも気を配ることなど、離活をしていると気疲れする場面が本当に多いですが、後悔しないためと思えば耐えられます」(37歳/セールス)
離婚には同意していても財産分与で衝突して話が進まないのはよくあることで、特に相手が悪意をぶつけてくると予想できる場合は、財産分与の根拠を確保しておくことが欠かせません。
保険の証書や銀行口座の通帳、相手の年収がわかるものなど、隠される可能性が高いものは先にコピーを取るのが賢明です。
そんな動きを相手に悟らせないことが離活中は最も重要であり、手を触れた痕跡は確実に消すことを意識しましょう。
後悔しない離婚のためにはまず自分の意識をまっすぐ保つことが必須、ストレスを溜めないよう息抜きする時間も作りたいですね。
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