こんにちは。韓国在住の日本語教師ライター、HAZUKIです。在韓ならではのリアルな韓国情報をおとどけしています。
きょうは、韓国の中学生の一日をご紹介します。
実は、「一日のルーティン」をテーマに日本語の授業をしたのですが、長期休暇中の中学生の一日がなかなかおもしろかったのでシェアします。
きょうご紹介するのは、中学2年生の真面目な学生と小学4年生の女の子のルーティンです。
韓国の中学生は「遊ぶ時間」が一切ない!?
中学生の生徒との授業が木曜日だったので、木曜日のルーティンを聞いてみました。簡単にまとめると、
- 7:00 起床
- 7:30 朝ごはん
- 8:00‐10:00 勉強
- 10:00‐10:30 仮眠
- 11:00-12:00 お昼ごはん
- 12:00‐14:00 数学塾
- 16:00‐18:00 日本語塾
- 18:00‐18:30 塾の自習室で復習
- 20:00-21:00 夜ごはん
- 21:00‐22:00 オンライン英会話
- 22:00-23:00 復習
- 24:00 就寝
スケジュールを見たら、遊ぶ時間がないですよね。気になって彼に「遊ぶ時間は?」と聞いてみたら、「外国語を話すことがリフレッシュになるので日本語の授業と英会話が遊ぶ時間」だと話してくれました…。
ほかの友達は塾をさぼってネットカフェに行ったり、カフェでおいしいものを食べたりすることでストレスを解消しているらしいです。
一日に3つも習い事をしているのでなかなか大変に見えますが、彼の友達は3科目メインの塾にずっといると話していたので、それよりはマシだそうです。
筆者が日本語を教えている地域が、(ソウルほどではないですが)なかなか教育熱が高い地域で、週末は泊まり込んで授業する塾も近くにあります。学生にとっては、長期休暇の方が大変なんじゃないかと感じます。
小学4年生の女の子とも一日のルーティンについて話してみたので、そちらも見ていきましょう。
- 7:30 起床
- 8:00 朝ごはん
- 9:00 ピラティス
- 11:00 英語の宿題
- 12:00 おひるごはん
- 13:00‐15:00 日本語会話
- 15:30‐16:30 漢字塾
- 17:00 漢字の宿題
- 18:00 学校の宿題
- 21:00 就寝
彼女はまだ小学4年生なので、がっつり塾に通うというよりは本人が興味あるものを親御さんがやらせてあげているそうです。
日本語の勉強をしているのも、日本のアニメを見て興味を持ったからだそう。
おもしろいのは、ピラティスですよね。韓国では、子どもの運動と言えばテコンドーのイメージがありますが、それよりも美しいスタイルになるためにピラティスを選んでいるそうです。
来年は小学5年生になるので、そろそろ本格的に勉強をする時期になります。彼女は「3科目の塾に通わなきゃだめだからいまのうちに遊んでおかなきゃ」と溜息をついていました。なんだか小さい大人と話している感覚でした。
きょうは、筆者が担当している生徒2人のルーティンを見てみました。当然個人差はあるでしょうが、教育に関心がある家の典型的なパターンかなと思いました。
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