ずっと悪口!あなたは仕事しに来たの?悪口を言いに来たの?
「みんな誰しも、仕事していたら愚痴って溜まるとは思うんです。私だって上司の悪口言いたくなっちゃうときはあります。でも…限度があるとおもうんですよね」
うんざりした様子で話してくれたのは、都内で事務員を務めるミカさん(仮名・35歳)です。
ミカさんがドン引きしているのは、同僚女性のアイさん。アイさんはとにかく悪口が大好きだそうです。
「まず朝出社と同時に受付の子の悪口、始業したら次は上司の悪口、昼休憩では後輩の悪口、業務中は取引先の悪口、退社時刻には先に帰った人への悪口。飲みに行けば会社全体への悪口…とにかくキリがなくて!呼吸をするように悪口を吐くっていうんですかね。
しかも、『あの上司まじありえないよね』『あの後輩の親の顔が見てみたいと思わない?』『私たちまだ仕事してるのに先に帰るとか常識ないよね、ミカもそう思うでしょ?』って私に同意を求めてくるんです!
全然同意できないし、できたとしても私は悪口をペラペラ言いたくないから『いや~』とか『うーん』とか『あははー』っていつもかわしてます」
そんなアイさん、ミカさんの悪口を言っていたこともあるようです。
「ほかの同僚に『ミカは全然悪口言わないの、いい子ぶっちゃってキモい』って言ってました。悪口って巡り巡って本人のところに届くんですよ。それをアイは知らないんです。
いつしか自分も誰かに恨まれ悪口を言われるような存在になってしまったのに、アイは気づかず悪口を言っている。いつ気づくのかなと思いつつ、一生気づけないんだろうな…と冷ややかな目で見てしまいます」
わからないことを調べない…「教えてくれないほうが悪い」
「私の同僚は、言われたことしかやらないタイプ。その言い訳も、『言われたことに対応する分に給料が発生しているので、言われていないことはやりません』というもの。新しい業務が始まっても、マニュアルがなければ絶対にやりません。『考えたりマニュアルを作ったりするために就職したわけじゃないんで』と言います」
言えばやるとはいうものの、言わなければやらないという同僚。同僚のドン引き行動はまだあります。
「マニュアルを渡せば働いてくれるのですが、マニュアル内にわからないことがあれば聞かずに飛ばします。
聞いてくれてよかったのにと上司が言ったら『教えてくれないほうが悪い』『わかりにくいマニュアルを作った人の責任だ』と、決して自分で調べることはしません。調べるのも、業務外のことだからだそう。
でも給料もらって働いているんですよ?時給が発生しているんだから、時間内は臨機応変に対応するのも業務の一環だと思うんですよね…」
そのうち簡単な業務しか任されなくなったという同僚ですが、それでもなおわからないことがあれば聞かずにスルーするので、上司も手を焼いているそうです。