こんにちは。韓国在住歴8年目、会社員兼ライターのヘリです。
最近、日本では韓国ブームですよね!実は、韓国でも日本ブームになっているのをご存じですか?
日本文化はもちろんのこと、本場そっくりな日本式居酒屋まで流行しています。
今回は韓国で人気の日本文化のなかでも、特に幅広い世代から愛されている「韓国の日本式居酒屋」について、韓国人の評価も含めてご紹介します!
「日本式居酒屋」が韓国で流行してる?
実は、日本式居酒屋は昔から人気でした。
韓国では日本料理が大衆化しており、日本式居酒屋も「居酒屋」というひとつのジャンルとして定着しています。
しかし最近は、若者の間で日本文化が流行っていることが後押しして、どんどん日本式居酒屋が増えています。
以前からある日本式居酒屋と異なるのは、日本にいるような気分にしてくれるほどインテリアやメニューが本格的になっている点です。
ハイボールやお好み焼き、焼き鳥、もつ鍋など昔は珍しかったメニューを取り扱う店舗も増えてきています。
特に弘大や江南などソウルの人気エリアに本格的な日本式居酒屋が続々登場しています!
流行のきっかけは?
コロナ禍で海外に行けなかった分、韓国では日本を含め海外を感じられるお店に注目が集まりました。
そんななかでハイボールが流行したことにより、日本式居酒屋に続々とハイボールが登場!
コロナ禍が終わってからは、ハイボールを飲むために自然と日本式居酒屋に人が集まりました。
また日本の文化自体が流行していることも、日本式居酒屋がブームとなった理由のひとつです。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』や『すずめの戸締り』を皮切りに、日本の映画やJ-POPなどがZ世代を中心に流行しています。
日本文化が好きなZ世代が、日本式居酒屋に集まっているのです!
最近の流行は、政治的な面も関係しています。
以前の文在仁政権だったときは、「ノージャパン運動」が社会の風潮になってしまい、「日本の文化が好き」ということは決して人前では言えない雰囲気でした。
そのため、当時は日本製の商品や日本文化を消費することがなかなか難しかったのですが、ノージャパン運動が終わり日本文化がまた盛んになったのだと思います。
韓国の日本式居酒屋と、本場の日本居酒屋の違い
韓国の日本式居酒屋は、本場の日本居酒屋に比べて料金がお高めです。
ハイボールは1杯8,000ウォン(日本円で約800円)、焼き鳥は1本4,000ウォン(400円)くらいからもっと高いものまであります。
料理の味も日本とは何か違うと感じるお店が多く、やはり本場には勝てないなという印象を受けます。
また日本には飲み放題コースがあることが多いですが、韓国には飲み放題文化が元々なかったため、少ない傾向にあります。
韓国にある日本式居酒屋で筆者が一番驚いたのは、「もっちり豆腐」です。
これは韓国では居酒屋で定番のサイドメニューなのですが、豆腐だと思って食べてみたら甘くて驚き!実際には豆腐ではなく、クリームチーズが使われた甘いデザートでした。
日本でもチーズ豆腐として居酒屋にあるようなのですが、もっちり豆腐と言われたら、デザートではなくもちもちした豆腐だと思いますよね?
デザートだと思えばとてもおいしいので、もし韓国の日本式居酒屋に行く機会があれば食べてみてください!
韓国人の韓国の日本式居酒屋に対する印象・評価
韓国人は日本式居酒屋をひとつの人気ジャンルとして捉えています。
特に最近登場している日本式居酒屋は、ほとんどがホットスポットとしてSNSで紹介されるくらいです。
特に日本っぽさを求める韓国人が多く、日本っぽさが強く感じられるほど人気です!
筆者の周りにも、日本式居酒屋が好きな韓国人がたくさんいます。
日本式居酒屋は雰囲気がいい印象があるそうで、ちょっとおしゃれに飲みたいときに行くと言っていました。
また日本式居酒屋は昔から高価なイメージがありましたが、最近はほかにも高価なお店が増えてきたからか、高価なイメージは少し薄れてきているようです。Z世代から年配層まで、誰もが気軽に楽しめる酒屋として位置づいています。
韓国の日本式居酒屋に行けば、韓国人が日本のどんな部分が好きなのかがわかるので、機会があれば立ち寄ってみてもおもしろいかもしれません!
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