「うちは仲よし夫婦だから」と思っていても、実は妻または夫が我慢していることがあるかもしれません。どちらかの我慢のおかげで、夫婦仲が円満に保たれていることって結構あるんですよ。
そこできょうは、世の中の妻たちがどんな我慢をしているのか、筆者の周辺の既婚女性の事例をご紹介。妻のみなさんは、「あるある!」と発散に、夫のみなさんは今後の家庭円満のための参考に、チェックしてみてくださいね。
本音をグッと我慢!SNSで発散してます
毎日過ごしているなかで出てくる、夫への「ちょっとムッとすること」。今回話を聞いた人のなかでも、本当は本音を言いたいけれど無駄な喧嘩を避けるために我慢している…という人が多くいました。
「本当は言いたいことって山ほどあります。いろんな価値観の違いもあるし。でも言ったところで喧嘩になるだけ。子どもの前で喧嘩はしたくないし、言っても話し合いは平行線で終わるだけだし…。
何より、自分が悪くても絶対に謝ってくれないので、私がモヤモヤしてしまうだけです。だから本音は言わず、グッと我慢しています。
溜め込みすぎると爆発してしまうので、適度にママ友たちと愚痴りあって発散しています。あとはSNSでつぶやくことも多いですね。みんな『わかるよ~!』って賛同してくれるのでスッキリします。
夫には陰でコソコソ言ってるみたいで申し訳ないなと思ったけれど、これがいちばん夫婦仲を円満にし続ける方法だと思うので…」(30代後半・結婚10年目/子どもアリ)
このように、我慢を溜め込みすぎないようママ友やSNSでちょこちょこ発散していることも。もしかしたら夫の知らないところで、妻の不満が大爆発しているかもしれませんね。
自分の飲み会を我慢…出かけられるのは昼間だけ
男女共同参画局によると2012年ごろから共働き世帯が増えており、夫婦で家事育児を分担しているという家庭も多いようです。しかし「会社の付き合い」などで、どちらかがお酒を飲みに出かける日もありますよね。そんなときはひとりで夜の家事をこなすことに…。
「我が家は共働きで、子どもは保育園に預けています。お迎えは仕事が早く終わる私の役目。迎えに行って家に帰ってご飯を作っていたら夫が帰ってきて、子どもをお風呂に入れてくれる…大体そんな流れです。
でもコロナ禍以前は週一くらいで夫が飲みに出かけていたので、その日は私が一人で夕飯作りからお風呂、寝かしつけまでやっていました。
一度だけ私も、職場の忘年会で夜飲みに出かけたことがありました。だけど帰ってきたら夫に『もう無理だわ~』と言われ、それ以来飲みに出かけていません。本当は友達と夜飲みに行ったりしたい…。お世話になった先輩の送別会があったときも、泣く泣く断りました。
休日の昼間なら出かけてきていいよと言われるんですが、本音を言えばお酒を飲みに行きたいです。平日は百歩譲って仕方ないにしても、休日も『ひとりで夜の面倒見るのは無理だよ』と言われるので我慢しています。
夫は行きたいときに自由に飲みに行けるのに…でも育児に積極的な人なので、あまり言えません」が(30代前半・結婚6年目/子どもアリ)
このように、自分の予定を我慢している妻もかなり多いよう。同じだけの勤務時間をこなしているのに、飲みに行くのは夫だけ。
忙しいのも疲れているのもお互い一緒なはずなのに、自分が飲みに行くのはあまり許されている感じがしない…。妻だけこのような我慢を強いられてしまう状況は、なんだか不公平に感じてしまいます。
子どもが大きくなれば妻も自分の予定を楽しめる機会が増えるかもしれませんが、何年も先の話になりそうです。