こんにちは。成績がよい子が実践している効率的で成績が伸びる勉強法を、無料メルマガ「賢い子が実践!成績を上げる秘訣」でお届けしているオフィス・ラーニングの永井です。
今回は私のメルマガから「問題集を上手く利用した学習方法」を、実例を交えてご紹介しましょう。
勉強方法を少し工夫するだけで、小学生・中学生は理解力が早くなります。そして成績も伸びます。逆に、成績が伸び悩んでいる小・中学生は、何も工夫しないでただ勉強しているだけなのです。
ぜひメルマガで紹介する勉強法の中から、お子さんが実行できそうな方法をお父さんお母さんからお話していただき、お子さんの学力アップにつなげてあげてくださいね。
問題集を上手く利用した学習方法
みなさんのお子さんは、問題集をどのように使っていますか?
- 問題集に直接答えを書き込む
- ノートに答えを書く
- 答えを問題集に書き込むときもあれば、ノートに書くときもある
多くのお子さんは、上記1~3のいずれかだと思います。もしかすると1が一番多いかもしれません。
今回は、問題集を上手に利用していた中学生のYさんの学習方法を紹介します。
全教科満点はなぜ可能?Yさんの問題集の使い方
Yさんは偏差値70の高校に進学しましたが、中学時代はどの教科も常に満点あるいは満点に近い点数を取っていた生徒でした。
あるとき私はYさんと話をし、家での勉強方法を尋ねました。
家で学習するときは、教科書や参考書や問題集を使って復習を中心に勉強しているとのことでした。
続いて私は、教科書や参考書や問題集をどのように利用しているか、具体的な学習方法を聞きました。そして、Yさんの問題集の利用方法がとても効果的であることを知りました。
Yさんは問題集の利用方法を次のように話してくれました。
「私は答えを問題集に書き込まず、ノートに書きます」
「はじめはふつうに問題を解きます」
「そして一通り終わったら、解答を見ながら、答え合わせをします」
「それから問題集の問題ごとに○、△、×の記号をつけます」
ここで私は「○、△、×」?と、疑問に思い、「○、△、×って何?」と尋ねました。
「○、△、×は私が決めた記号です」とYさんは答え、私は「○、△、×ってどういう意味なの?」と再度尋ねました。
するとYさんはこう説明してくれました。
「できた問題には○をつけます。そして、答えは合っていたけど不安な問題やケアレス・ミスした問題には△をつけます。そして、できなかった問題には×をつけます」
「1単元の問題を解き終えたら、また同じ単元の問題を解きます。でもこのときは、△と×の記号がついた問題だけを解きます」
「試験前は、これを繰り返して、全部の問題が○の記号になるまで解きます」
私はYさんにお願いして、後日Yさんが使っている問題集を見せてもらいました。どの問題集にも1問1問に○、△、×の記号が書かれていました。○の記号だけの問題、×・○あるいは△・○と書かれた問題、さらには×・×・○と3つの記号が書かれた問題もありました。
高校合格後に聞いた話なのですが、Yさんはこの方法を高校入試まで続けていたそうです。