その1.「相手の選択肢」を取り上げない
あなたが何かを求めたり、誘ったりしたとき、それを「できる」のか「できない」のか?
もしくは「したい」のか「したくないない」のか?を決めるのは相手です。
また、何かを伝えて「傷つく」か「傷つかない」かも、実は相手の心の状態で決まるのです。
でも私たちはよく、こちらで相手の気持ちを勝手に想像したり、推測して決めつけてしまっています。
もちろん、相手を傷つけようという意思があるならいけないことですが、そうでなければ、自分の気持ちを伝えてもし相手が傷ついたとしたら、そのときフォローしてあげれば良いのです。
その2.「自分に選択肢」を与える
相手や周りの人の状況や気持ちに配慮できることは、あなたの大きな優しさであり、才能です。
ただ、それを感じて「自動的」に行動してしまっていることが、ストレスを生んだり問題に発展してしまうのです。
そのことに気づけたときはその都度、「自分の気持ち」と「相手の気持ち」という選択肢を、目の前に並べてみてください。
そして、どちらも自分が選べることをもう1度確認するのです。「どっちも選べるんだよ」と自分自身にいってあげてください。
そうすれば、たとえ今回は「相手の気持ち」を優先して何かを選んだとしても、それは自分で選んだことになります。
というのも、心は、何を選ぶかではなくて、それしか「選べない」と感じている時にストレスを感じるのです。
あなたの魅力は、大切に
あなたのやさしさや思慮深さを変える必要はありません。それはあなたが持ち得ている”あなたの魅力”のひとつだから。
自分の本当の気持ちに目を向けることは、毎日の習慣や訓練で身につけることができます。
あなたが本当は「こうしたい」と感じていると知ってあげること、また知ってあげようとすることは、とてもとても大切な愛の行動です。
そしてときには、自分の本当の気持ちを「表現」させてあげてください。周りは、きっとあなたが想像しているような反応にはなりません。
自分と相手の「選択肢」のことを思い出すこと。そして、自分の本当の気持ちを「知ってあげる」こと。
このふたつを、これから日々意識してみてください。きっと、あなたも”わがままな、いい人”になれるはずですよ。
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