「人を助けたい」という想い
最初の夫も、2番目の夫も、どちらも問題を抱えている人たちでしたが、私は結局は離婚を選択したことによって彼らを助けることができませんでした。それについて、昔は大きな罪悪感を感じていたときもあります。でも、心理学を学ぶようになって少し考え方が変わりました。
私のなかには「純粋に人を助けたい」という強い想いがあること。そして、元夫たちのことを助けられなかったからといって、それは別に私のせいではないということです。
私の元夫たちって、別に私に「助けて!」なんて思っていなかったかもしれないんですよね。私が勝手に「助けたい!」と思って助けられず、勝手に罪悪感を背負っただけ…そんな風にも捉えられます。
みなさんも少し考えてみてください。私の元夫たちと同じように、あなたの元カレも「助けて!」とか「自分は変わりたい。良くなりたい!」と思っていなかったということは考えられませんか?
もしかしたらあなたが勝手に「助けてあげなくちゃ」「よくしてあげなくちゃ」とひとりで頑張っていただけではありませんか?
そもそも問題を抱えている人の問題は、あなたの問題じゃない。その本人が「変わりたい」といって助けを求めてきていたなら別ですが、勝手に「変えてあげなきゃ!」とあなたがしていたことすべては…あなたのひとり相撲です。
「ごめん、幸せにしてあげられなくて」と自分を悪者にして、そのことで新しい恋愛に臆病になっちゃうなんて…その罪悪感、本当に必要ですか?
相手の問題は相手のタスクで、あなたのタスクじゃないんです。元彼は好きでダメな状態でいたんです。だから変わらなかったんです。いや、そもそも彼自身は自分をダメだなんて思ってないかもしれません。好きな相手だから、ついつい入り込んでしまうのはわかりますが、そこはキッチリ線引きしましょうね。
あなたには「純粋に人を助けたい」という想いがあります。それは、いわば才能です。その才能は、恋愛だけに使う必要がないのでは?
それはお仕事や人間関係にも生かせる素晴らしい才能ですし、何よりもまずは、自分のことを助けてあげてください。罪悪感どっぷり系女子は、人のことばかり助けて自分は後回しになりがち。私も同じですが、お互い気をつけましょう!罪悪感を手放して、次の恋に向かっていきましょう。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。